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ビジネス文書の書き方「見積書」
 
■ INDEX ビジネス書類の作成[見積書の書き方]について
見積書ってなに

見積書ってなに?

価格・料金

価格・料金の決め方

      利益

利益について

見積書を作ってみよう

見積書を作ってみよう

見積書の書式

見積書の書式(見積書フォーマット)

      見積書の提出

見積書の提出

    提出期限を守る

見積書の提出期限を守る


■ 見積書ってなに?
取引先から見積書作成を依頼されたとき「どうしよう」と思ったことはありませんか?
見積書とは、商品やサービスの価格(料金)を前もって算出したものをさします。ビジネス文書の一つで、この見積もり書をもとに、発注がなされ、納品書や請求書が作成されます。このページでは見積もり書の作成方法や提出方法についてご説明したいと思います。

さて。 こうした物品の売買や購入に関わるシーンのほかに見積書が使われる例としては、企画書や提案書などを提出する際に、そのプランを実行に移すにあたって必要な費用の目安として見積書を添付して提出する場合があります。 社内で決裁をあおぐための資料には、見積書の添付は欠かせません。


【はみだし知識 「見積依頼書」】
なお、逆の立場から、仕入れ先や販売元に対して見積もり依頼をする際には、
「見積依頼書」「見積り依頼書」といった名称のものをFAXなどで送信し、仕様や数量 や納期などの条件を提示して、その条件における金額を算出してもらうことになります。
この依頼文書の書式には、一般的には決まりはありませんが、以下のことを明記します。
  【見積もり依頼書に盛り込む内容、見積依頼書の書き方】
  1)依頼主(社名、担当者、連絡先)
  2)商品やサービスの仕様(品番や大きさ、色、内容など)
  3)数量
  4)受け渡し方法
  5)納品場所
  6)納期
    ※見積依頼書の作り方のページへ>>>
 
・「見積書」の価格・料金の決め方
さて、見積り作業をする際には、原価積み上げ方式と、業界標準方式の2タイプがあります。
原価積み上げ方式の場合の見積金額(商品の価格・料金)は、 原則として下記をもとに算出します。
(1)〜(9)の例にあなたの業種をあてはめてみてください

積み上げ方式があてはまらない例は(10)にて紹介しています。


 
価格・料金
 
原 価
利益
  ↓ 原価に含まれるもの ↓    
(1)
仕入れ値

包材

伝票 固定経費 人件費 送料 その他実費
利益
(2)
仕入れ値 受発注・出荷システム代

包材

伝票 固定経費 人件費 送料 その他実費
利益
(3)
仕入れ値 受発注・出荷システム代

包材

伝票 固定経費 人件費 広告宣伝費 送料 その他実費
利益
(4)
製造原価 受発注・出荷システム代

包材

伝票 固定経費 人件費 広告宣伝費 送料 その他実費
利益
(5)
企画料 製造原価 受発注・出荷システム代

包材

伝票 固定経費 人件費 広告宣伝費 送料 その他実費
利益
(6)
企画料 特許・設計・製造設備 製造原価 受発注・出荷システム

包材

伝票 固定経費 人件費 広告宣伝 送料 その他実費
利益
(7)
企画料 提案料・指導料・手数料 固定経費 人件費 その他実費
利益
(8)
企画料 提案料・指導料・手数料 固定経費 人件費 広告宣伝費 その他実費
利益
(9)
制作費 企画料 提案料・指導料・手数料 固定経費 人件費 広告宣伝費 その他実費
利益
▼見積もりの書き方としては、個別 の項目をあげて書くことはせず、下記のトータルを原価と考えた上で、それに利益を足したものを「価格または料金」として見積もります。
A. 仕入れ値
  ・小売店、インターネット上でのネットショップ、一般 販売店などのうち、商品を自分で製造せずに仕入れて販売している場合には、「仕入れ値」が原価に含まれます。工業製品だけでなく、食品や農産物を仕入れて販売している場合も同様です。
B. 包材
  ・商品の出荷または納品の際に使用する箱、パッケージ、袋、梱包材、緩衝剤、のし紙など、仕入れた商品に更に必要となる包装材料をさします。
C. 伝票
  ・出荷伝票、納品伝票、請求書、領収書といった伝票一式をさします。伝票の印刷にかかる費用、伝票を出力する用紙なども含まれます。
D. 固定経費
  ・その商品やサービスの販売にかかった経費を考慮しなくてはなりません。
・事務所家賃、店舗家賃、水道光熱費、通 信費といった経費をさします。 もしウェブ上でのショップの場合には、月々のサーバー代、回線費なども考慮します。
E. 人件費
  ・当該商品の販売にかかわった人の人件費×時間を考慮します。
見積を作るあなた自身の人件費だけでなく、各作業の時間人件費、営業マンの人件費、検品や商品の出荷にかかわる人の人件費も考慮します。
対面販売の場合は、接客時間は人件費として考慮しなくてはなりません。
企業と企業との取引の場合は、打合せに要した人件費も含まれます。
F. 送料
  ・商品の納品のために必要な送料、宅配運賃をさします。
  配達を自ら行なう場合は自動車の償却費、ガソリン代等も含みます。
G. 受発注・出荷システム代
  ・商品管理システム、受注システム、発注システム、請求書作成システム、入金管理システム、出荷伝票作成システム、納品伝票作成システムなど。
H. 広告宣伝費
  ・お店や会社の宣伝にかかる費用の他、商品のカタログやパンフレットの制作にかかる費用をさします。
インターネット上での仮想店舗の制作費の一部も、広告宣伝費となります。
I. 製造原価
  ・商品を自店または自社で製造して販売している場合は、「仕入れ値」に代わるものが「製造原価」です。工業製品や食品だけでなく、農産物を自ら販売している場合も同様です。
J. 企画料
  ・商品のアイディアの企画、販売方法の企画、製造方法の企画、コスト削減の企画などに必要な費用を考慮します。主として人件費×時間と考えられます。
・ソフトウエアやプログラムの場合には、この部分の比重が増します。
K. 特許・設計・製造設備
  ・商品を自店または自社で製造して販売している場合は、製造設備に必要な費用の償却費、設計や特許に係る費用の償却費なども考慮します。
L. 提案料・指導料・手数料
  ・コンサルタント、税理士、弁護士などの場合は、こうした費用が大きな部分を占めます。
M. 制作費
  ・設計事務所などでは、設計図や模型の制作費。
広告代理店などでは、広告の制作費(下請けに依頼した場合も含みます)、
システム開発の会社の場合はソフトウエアやプログラムの開発にかかった費用、
ホームページ制作会社の場合は制作費、といったものです。
取材費なども含まれます。
N. その他実費
  ・営業活動や販売・出荷にかかわる、その他の実費をさします。営業時の交通 費、駐車場代なども考慮します。
・代金回収のために必要な経費も、忘れずに加算します。
・収入印紙代、税金も、漏れが無いようにしましょう。【印紙のページへ】
 
(10) その他の見積の書き方例
  業界、業種によっては、上記のような積み上げ方式では見積が作成できない場合があります。
下記がその一例です。
  ・不動産業…礼金(手数料)は、家賃の○○ヶ月分、という形が多いようです。

・旅行業……手数料は、宿泊料金の○○%、或いは旅行代金の○○%、という形が多いようです。
 但し、パッケージツアーや団体旅行の見積については、積み上げ方式