4月の季節の挨拶のページ。季節の言葉/季節の挨拶の言葉とは、手紙やはがきの書き出しや、メールの冒頭に使われる時候の挨拶をさし、ビジネス文書の冒頭などにも用います。四月の季節の言葉の例・文例集(上旬・中旬・下旬)を掲載します。
「4月」のページの内容
1.「四月」の時期について(旧暦と新暦)
2.四月の時候の挨拶/季節の挨拶の文例・例文
3.参考情報「季語」について

1.「四月」の時期について(旧暦と新暦)

 現在、日本では新暦(グレゴリオ暦)が使われていますが、季節の挨拶には、旧暦から来るものや二十四節気から来るものがあります。
 ここでは、現在の4月が旧暦のいつにあたるのか、また二十四節気の中ではどれが4月に該当するのかについて説明します。
(1)4月とはどんな季節?
・二十四節気では
(※二十四節気をすべて見る>>
清明(せいめい)…二十四節気のひとつ。現在の4月5日頃のこと(※その年によって異なる)。
この頃になると大地も空も清々しい空気があふれているとされる。
穀雨(こくう)…二十四節気のひとつ。現在の4月20日頃のこと(※その年によって異なる)。
この頃の雨は大地を潤し穀物を育てるとされる。
・旧暦では 新暦2015年の4月1日は…旧暦では2月13日頃となる。
新暦2015年の5月18日が、旧暦では4月1日
新暦2016年の4月1日は…旧暦では2月24日頃となる。
新暦2016年の5月7日が、旧暦では4月1日
新暦2017年の4月1日は…旧暦では3月05日頃となる。
新暦2017年の4月26日が、旧暦では4月1日
(2)4月にまつわる言葉
卯月(うづき)…陰暦の4月のこと。
菜種梅雨(なたねづゆ)…3月の終わり頃から4月初旬頃の、季節の変わり目に降る梅雨のような長雨のことをさす。

2.四月の時候の挨拶/季節の挨拶の文例・例文

・それでは、手紙やはがきをはじめメール、ビジネス文書などに使える季節の挨拶/時候の挨拶を紹介します。
 年によって暑さ寒さなどの気候が異なります。花冷えが続く4月もあれば、穏やかな4月もあります。 その時の季節感、実際の感覚に応じて季節の挨拶を使い分けて下さい。
4月に使う時候の挨拶
4月を表わす言葉 解説 挨拶文書き方文例・例文
・陽春 ・あたたかい春という意味です。 [4月上旬、中旬、下旬]
[個人あての例文]

・拝啓 陽春の候 いかがお過ごしでしょうか。

[ビジネス文書では]
・陽春の候 貴社におかれましては益々御清祥のこととお慶び申し上げます。
・惜春 ・ゆく春を惜しむという意味です。 [4月中旬、下旬]
[個人あて文例]

・惜春の候 お変わりなくお過ごしでしょうか。
・菜種梅雨 ・季節の変わり目に降る、梅雨のような長雨をさします。 [4月上旬、中旬くらいまでの文例]
[個人あて文例]

・菜種梅雨も明け、日増しに暖かくなってまいりました。
4月に使う時候の挨拶(つづき)
4月を表わす言葉 解説 挨拶文書き方文例・例文
・花冷え ・4月上旬の肌寒い頃をさします。 [4月上旬の文例]
・ここ数日、花冷えの日が続いておりますがお元気でお過ごしでしょうか。
・花の便り ・「花」という言葉は桜を中心とした春を象徴しています。 ・各地で花の便りが聞かれる頃となりました。お元気でお過ごしでしょうか。
・桜花
・桜
・4月を象徴する花として桜の花が用いられます。 [4月上旬くらいまでの文例]
・各地から桜の便りが聞かれる頃となりました。

[4月上旬、中旬くらいまでの文例]
[個人あて文例]

・桜の花も盛りを過ぎ、吹く風も暖かく感じられる季節となりました。

[ビジネス文例]
・桜端の候 貴社におかれましては益々御清祥のこととお慶び申し上げます
4月に使う時候の挨拶(つづき)
四月を表わす言葉 解説 挨拶文書き方文例・例文
穀雨 ・4月20日頃に用います。 [4月下旬の文例]
[ビジネス文例]

・穀雨の候 貴社におかれましては益々御清祥のこととお慶び申し上げます
春眠 ・「春眠暁を覚えず」からきています。3月中旬頃から4月上旬頃に用います。 [4月上旬の文例]
[個人あて文例]

・春眠が心地良い季節となりました。お元気でお過ごしでしょうか。
春風 ・4月全般に使えます。 [個人あて文例]
・春風が頬に心地よい季節となりました。

[ビジネス文書では]
・春風の候 貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

3.参考情報「季語」について

下記に季語についてご説明いたします。
ちなみに旧暦の4月は現在の5月頃にあたります(年によって少しずつずれます。詳細はこのページの項目1をご参照下さい)
1. 季語とは、俳句の中で、その季節を表わすことばとして用いられるものをさします。俳句を作る際には、必ずもり込むこととされています。季題と呼ばれることもあります。
 
2. 季語は1つの俳句に1つだけしか用いません。季語を2つ以上用いることを、季語を重ねる、季重ね、季語重ねなどと言います。
3. 季語をもりこまない俳句のことを、無季俳句と呼びます。また、川柳のように、世相を風刺的に表わしたり批評したりするものには、季語は不要とされています。
4. 連歌や俳諧でも季の詞(きのことば)、四季の詞という形で用いられることばがあります。
※なお、手紙の冒頭部分に用いられる季節の言葉は「時候の挨拶」と言い、季語とは区別されます。
季語の一部を下記に紹介します。
(新暦と旧暦とがありますので、春と夏の季語の一部を掲載します)
なお季語については、別ページでもっと詳しく紹介しています>>>
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分類 春の季語の例
時候 初春(はつはる)、春寒し、木の芽時、春の宵、春深し、仲春、彼岸、啓蟄、など
天文 春風、春雨、菜種梅雨、蜃気楼、花曇(はなぐもり)、おぼろ月、かすみ、花冷え、余寒、春一番、など
地理 焼山、雪解、春の田、水温む、春の川、春の波、菫野、雪崩、山笑う、残雪、水温む(みずぬるむ)、など
人事 針供養、卒業、入学、雛遊(ひなあそび)、花見、梅見、雛流し、朝寝、新入社員、潮干狩り、朝寝、野焼き、など
宗教 靖国祭、十三詣り、御水取、義士祭、神武天皇祭、伊勢参、薪能、聖母祭、西行忌、兼好忌、春祭、など
動物 燕(つばめ)、春の駒、蛙(かわず)、鰆(さわら)、蛤、うぐいす、蝶、蜂、ひばり、若鮎、桜貝、たにし、蛇穴を出ず、馬の仔、など
植物 梅、桃の花、桜、椿、ライラック、林檎の花、藤、たんぽぽ、土筆(つくし)、若草、菜の花、よもぎ、草の芽、芽吹く、木の芽、など
分類 夏の季語の例
時候 立夏、小暑、晩夏、夏の夕、秋近し、土用、卯月、入梅、梅雨寒、梅雨明け、半夏生、夏の宵、麦の秋、など
天文 五月雲、風薫る、土用東風、夏の雲、梅雨空、朝凪、炎天、日陰、南風、逃げ水、遠雷、白南風(しらはえ)、虹、梅雨、など
地理 山滴る、夏野、赤富士、植田、土用波、清水、五月山、夏の海、青田、卯月野、など
人事 行水、鯉のぼり、衣替え、花火、日傘、風鈴、吹き流し、虫干し、菖蒲湯、暑中見舞い、林間学校、浴衣、水玉、蜜柑水、麦刈り、金魚鉢、夏帽子、団扇、サンダル、帰省、など
行事 母の日、葵祭、夏場所、子どもの日、武者人形、山開き、川開き、富士詣、など
忌日 桜桃忌、晶子忌、朔太郎忌、扶美子忌、鴎外忌、など
動物 初鰹、ほととぎす、金魚、かぶと虫、鮎、うなぎ、蝉(せみ)、雨蛙、ががんぼ、蛍、蝸牛(かたつむり)、蟻、など
植物 青葉、若葉、若竹、夏草、朝顔、向日葵、葉桜、菖蒲、若葉、早苗、あやめ、百合、牡丹、筍、など
食物 夏大根、ビール、氷水、ラムネ、鮎、鰹、さくらんぼ、土用鰻、トマト、など

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