取引先など法人へのお中元の贈り方と、おすすめ商品など

【参考ページ】
※お中元と暑中見舞いの時期>>>

ビジネスお中元の手配

お中元は、日頃世話になっている人や取引先に感謝の気持ちをこめて贈るものです。
御中元は必ず贈らなくてはいけないというものではありません。たとえば会社の業績が厳しい時期に無理をして贈るよりも、心のこもった手紙の方が気持ちが伝わることもあります。
まずはビジネスお中元の基本を知ることから始めましょう。

ビジネスシーンでのお中元

ビジネスシーンでのお中元

お中元は誰に贈るの?

ポイント 解説
●贈らなくてはいけないという決まりはありません。 贈る場合には、下記のような相手先となります。

[会社が贈るお中元の贈り先の例]
◎取引先
◎いつもお世話になっている方
(例えば、会社の顧問弁護士、社外に決算業務を依頼している場合には会計士や税理士など)

●取引先の会社に贈る場合には、宛先は先方の社長名にします。
支店あての場合には支店長名、部署あてに贈る場合にはその部署長名で贈ります。

●会社や職場として贈答品の受け取りを禁止している場合もあります。気になる場合には、事前に確認をすることをおすすめします。
また、公務員に関しては倫理規定により贈答品の受け取りが禁止されています。

※公務員に関してはこのページの下の方へ>>>

●日頃お世話になっている人や、ふだん会えない人に感謝の気持ちをこめて贈ります。

●特に特定の担当者にお世話になっている場合には、その担当者の名前を明記して贈りますが、それ以外は会社あて、支店あて、部署あて等となります。

●このページは、会社が贈るビジネスお中元について述べています。
社員各自が個人的に贈るお中元については、別ページでご紹介しています。

※参考ページ》個人のお中元の時期、マナー、お礼状へ>>>

お中元ののしの書き方は?

ポイント 解説

お中元のし

◎上段は
「御中元」
「お中元」

◎下段は
社名の隣に
代表者の名前
を書きます。

●持参して手渡しするときは外のし、宅配便などで送るときには控えめに内のし、という場合が多いようです。

●お礼の品です、という体裁にしたい時には、のしの表書きも上段を「御礼」「お礼」などとします。

●ここ十年来は紙資源節約(資源保護)の立場から「簡易のし」と呼ばれる短冊タイプ(短冊のし)も多くなりました。

●水引きは、紅白の蝶結びのものを使います。
基本的に熨斗はつけますが、魚や肉等の生臭ものにはつけません。

●外のしとは、包装紙で品物を包んだ上からのしをつけること、内熨斗とは、品物の箱に直接のしをつけ、その上から包装紙で包むことを言います。

お中元の贈り方は

ポイント 解説
●本来は風呂敷に包んで持参するのが正式なマナーですが、遠方であったり忙しかったりとの理由から、最近は宅配便で送るケースが多くなりました。また、ビジネスの御中元では、相手の業務に支障がないように、むしろ宅配便で贈る方が主流となっています。

【持参する場合】
◎早朝や食事どきは避け、午前10〜11時、午後14〜16時くらいに訪問します。
必ず先方の都合をあらかじめ伺ってから訪ねるようにしましょう。

【宅配便で送る場合】
◎やむを得ず宅配便で送る場合にも、送り状を郵送するのが正式なマナーです。品物に同封するか、または品物が届くよりも早く「送り状」が届くようにしましょう。「送り状」には日頃お世話になっていることへのお礼や、お中元を送ったということをはっきり書くようにします。

※参考「はがきの表書き」のページへ>>>

【持参する場合】(補足)
◎デパートやお店の紙袋に入れて持参しても良いのですが、正式には風呂敷に包みなおして持参するのがマナーです。しかし実際にはビジネスのシーンでは、風呂敷を用いることはほとんどありません。

◎デパートやお店の紙袋で持参する場合にも、先方にお渡しする時には必ず紙袋から出し、先方が表書きを読めるように品物の向きを正して両手でお渡しします。

取引先からお中元が届いたら

それでは、取引先からお中元が届いた場合の対応についてご説明いたします。

 

[お中元のお礼状]
お礼状はハガキに印刷したものを郵送する会社・法人もありますし、丁寧なカードに印刷して封筒で郵送する会社もあります。また、A4サイズの用紙に印刷して封筒で郵送することもあります。
※ちなみに事務局に頂いたお礼状(ビジネス文書)の場合には、ハガキに印刷したものが最多となっています。
※お礼状のビジネス文例、ビジネス文書としての文例はこちら>>>

お中元が届いたらどうする?
会社や、自分の部署あてにお中元が届いたら
ポイント 解説
1)まずは上司にお中元が届いた旨と贈り主を報告をする

 

2)上司に包みをあけてみるべきかどうか指示をあおぐ

3)上司の許可を得てから中身を確認する

4)中身を確認したら上司に内容を報告し、指示をあおぐ

5)上司の指示を得たら、お礼状の手配をする

●上司の許可を得ずに開封するのはNGです。
ただし、職場によっては「開封してから中身と送り主を報告するように」という指示を出しているところもあり、その場合は開封してから報告となります。

 

●お中元は、基本的にお返し不要です。但し必ずお礼状は必ず出すのがマナーです。

●お中元を沢山頂く会社や、部署の場合は、管理担当者を決めておくと良いでしょう。その担当者がリストを作り、社長名や部署長名でお礼状を出します。

★お中元お礼状のビジネス文例へ>>>

上司が不在のときに、取引先が直接お中元を持参したら
ポイント 解説
1)大切な取引先の方がお中元を持参した折りに責任者が不在の場合には、在席しているスタッフの中で責任者に継ぐ立場の人に声をかける。

 

2)自分が受け取る場合には、上司が不在であることを伝えお詫びをする。
先方と名詞の交換をするか、もしくは先方の名詞を頂戴する。
お中元の品を受け取る時には、丁重にお礼を述べ、必ず両手で受け取る。

3)(上司が外出や出張中であっても、)上司と連絡がついた時点で、上司にお中元を持参した取引先の名前と連絡先とを伝え、指示をあおぐ。

4)上司の許可を得てから中身を確認する

5)中身を確認したら上司に内容を報告し、指示をあおぐ

6)上司の指示を得たら、お礼状の手配をする

●大切な取引先がわざわざお中元を持参された場合には、責任者が不在の場合でも、失礼がないように対応しなくてはなりません。
責任者に代わる立場の人に、代理として対応をしてもらうケースもあります。
もし自分が対応する場合にも失礼が無いように日頃から敬語の使い方や、対応のしかたを頭に入れておきましょう。

 

●お中元を沢山頂く会社や、部署の場合は、管理担当者を決めておくと良いでしょう。その担当者がリストを作り、社長名や部署長名でお礼状を出します。

★お中元お礼状のビジネス文例へ>>>

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お中元が届いたらどうする?(つづき)
自分の職場ではなく先方の会社に伺ったときに、取引先からお中元を手渡しされたら
ポイント 解説
1)持ち帰って上司にお中元を頂いたことを報告する

 

2)上司に包みをあけてみるべきかどうか指示をあおぐ

3)上司の許可を得てから中身を確認する

4)中身を確認したら上司に内容を報告し、指示をあおぐ

5)上司の指示を得たら、お礼状の手配をする

●上司の許可を得ずに開封するのはNGです。
会社や職場によっては、贈答自体が禁止されているところもあります。

 

●お中元を沢山頂く会社や、部署の場合は、管理担当者を決めておくと良いでしょう。その担当者がリストを作り、社長名や部署長名でお礼状を出します。

★お中元お礼状のビジネス文例へ>>>

職場で自分あてにお中元が届いたら
ポイント 解説
1)宛先が自分あてであっても、お中元を頂いたことを上司に報告します(理由は

 

2)包みをあけてみるべきかどうか上司に指示をあおぎます

3)上司の許可を得てから中身を確認します

4)中身については、持ち帰っても、職場のみんなにおすそ分けしても、宛名の受け取り手の人の自由にしてもよいでしょう。
ただ、職場に届いたものなら、周りの人にもおすそ分けする方が、職場の人間関係においてはベターだと思います。

5)お礼状は必ず出します。
社名を明記し自分の名で、職場からお礼状を出します。 

●取引上の便宜をはかってほしいという意図のお中元もあるはずです。厳密には、たとえ宛先が自分あてであっても上司の許可を得ずに開封するのはNGです。

 

●自分あてにお中元が届いた場合には、職場から、社名を明記した上で自分の名前でお礼状を出します。

★お中元お礼状のビジネス文例へ>>>

自宅あてに取引先からお中元が届いたら
ポイント 解説
1)職場として取引先からの贈答品の受け取りを禁止しているところもあり、取引先からのお中元には注意が必要です。

 

2)受け取りが許可されている職場の場合には、厳密には会社への報告義務はありませんが、あまりにも高額な商品券などの場合には上司に報告することをおすすめします。

3)上記の1)2)をクリアした品物の場合には、ありがたく頂戴し、自分の名前でお礼状を出します。 

●会社や職場によっては、外部取引先からの贈答品の受け取りが一切禁止されているところもあります。
個人的なおつき合いの相手は別として、取引先からのお中元は受け取っても良いものかどうか、事前にご自身の職場で確認をすることをおすすめします。

 

※どうしても受け取れないお中元の場合は次項へ>>>

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どうしても受け取れないお中元が届いたら

仕事での立場上受け取ることができないお中元や、常識を逸した高額な金品などが届くことがあります。このような場合には返送します。

受け取れないお中元が届いた場合には
ポイント 備考
●配達時に「受け取りができません」と伝えて持って帰ってもらうというのが最も簡単ですが、宅配伝票に「受け取り拒否」と記載されると、どうしてもきつい印象となり、取引先の感情を損ないかねませんね。

可能であれば「申し訳ありません。せっかくのお心づかいですが御遠慮申し上げます」と一筆添えて送り返したいものです。宅配のドライバーさんに、メッセージの添付が可能かどうか相談してみましょう。一筆書く間、ドライバーを待たせることになるため、あらかじめ文面を記載した手紙やカードを用意しておくと良いかもしれません。

※その場で返送する場合について、細かいことですが少し対応のしかたをここに書いておきます…メッセージを書いた紙は露出しないよう、社用封筒などに入れてしっかり貼りましょう。汚れたり破れたりしたものが先方の目にふれるのは失礼にあたります。
[お断りの文面の一例]
「申し訳ありません。せっかくのお心づかいですが御遠慮申し上げます」

●丁重にする場合には、包みをあけずに、そのまま上から包装をしなおして、手紙などに一筆添えて送り返します。手紙は外包装の内側に入れて包みます。
※(手紙を添えてお断りする際のお断りの手紙の文例は↓下記にて。)

受け取らずに返送してもらう場合には、送料がニ回分(往復分)送り主にかかります。
いったん受け取ってから包み直して送る場合には、返送分の送料は、あなたの会社に請求されることになります。
どちらにするのかを良く考えて対応を決めておくと良いでしょう。
基本的に、公務員などの場合には、「受け取り拒否」の扱いで返送となります。

●品物を返送する場合には、会社または、部署名で送り返します。
自分あてに届いた品は自分の名前で送り返します。

お中元の品物をいったん受け取ってしまってから返送する場合
ポイント 備考
●お断りの文例

 拝啓 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。またこのたびは御丁寧なお心づかいを頂き、恐縮いたしております。
 せっかくのお心づかいですが、当社ではお取引先からの贈り物はお受けできないことになっております。まことに申し訳ございませんが、何卒御理解の上、ご了承賜りたくお願い申し上げます。
敬具 
見本商事株式会社
代表取締役 見本一朗

●お断りの書面をビジネス文書にする場合については、右備考欄にて。

●包みをあけずに、そのまま上から包装をしなおして、送り返します。手紙は外包装の内側に入れて包みます。

●手紙は、社長名または部署長名となります。自分あてに届いた品の場合は自分の名前となります。

●お断りの手紙をビジネス文書の体裁で送る場合には、コピー用紙でも構いません。書面(文書)の左上に先方の社名、部署名などを書きます。
自分の会社の社名は、右上(但し相手の宛名よりも下。本文より上の位置)が最も一般的ですが、右下でも良いでしょう。

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公務員にお中元を贈ってもよい?

国家公務員倫理法に基づき、国家公務員が守るべきルールが定められています。
その中で以下のように定められています。

国家公務員倫理規定より該当部分の概要
国家公務員は、利害関係者から金銭・物品の贈与を受けることが禁止されていますので、利害関係者からはお中元やお歳暮を受け取ることができません。

利害関係者からでなければ、通常の社会儀礼の範囲内のお中元やお歳暮は受け取ることができます。