寒中見舞い 文例/余寒見舞い 文例》上司/ビジネス/会社/一般/友達/子供/親戚

寒中見舞いは、一年で最も寒さが厳しい時期に相手の健康を気づかう言葉を書いて送るのが本来の意味です。立春を過ぎると余寒見舞いとなります。
寒中見舞いや余寒見舞いは一般に個人(友達・友人・知人・親戚・子・孫ほか)のやりとりで使われますが、ビジネスの現場でも、会社・上司・取引先・顧客あて等に寒中見舞いを出すこともあります。例えばお礼状や挨拶状をかねて出すこともあるでしょう。
このページでは寒中見舞いの文例、余寒見舞いの文例をご紹介します。
………このページの内容………

1. 寒中見舞いの時期はいつ?余寒見舞いの時期はいつ?
(1-1)寒中見舞いの構成と、寒中見舞いに良く使われる言葉、余寒見舞い
(1-2)寒中見舞いの主な用途
(1-3)余寒見舞いの主な用途

2. 寒中見舞いのレイアウトと書き方
3. 寒中見舞いの文例・例文
4. 余寒見舞いの文例・例文
[参考ページ]
※宛名の書き方 はがきの表書き>>>
※お礼の手紙 ビジネス(視察、新規契約、異動・退職の際のお礼ほか)>>>

1.寒中見舞いの時期はいつ?余寒見舞いの時期はいつ?

[寒中見舞いの時期][余寒見舞いの時期]
 寒中見舞いは1月初旬の松の内明けの頃から、立春(2月4日頃)までの間に出します。
 松の内とは元旦から1月7日をさし、この期間は年賀状をやりとりする期間です。この時期を過ぎたら寒中見舞いの期間となります。寒中見舞いは、暦の上で春となる「立春」までの、最も寒い冬の時期に相手の健康を気遣うものです。
 この期間を過ぎると、立春(暦の上では春)を過ぎても寒さが残っているという意味から余寒見舞いになります。

(1-1)寒中見舞いの構成と、寒中見舞いに良く使われる言葉、余寒見舞い

【構成とポイント】
寒中見舞いには、「拝啓」や「敬具」のような頭語と結語などは必要ありません。
一年で最も寒さの厳しい時期に、相手の健康を気づかう言葉を書いて送るのが寒中見舞いの本来の意味です。
ビジネスの取引先などに出す寒中見舞いの場合でも、頭語や結語は省略するのが慣例です。
※頭語、結語とは…>>
※なお、お歳暮やお年賀を頂いた際に出すお礼状として寒中見舞いを出す場合もあります。また、お年賀の時期を過ぎてから出す贈り物ののしにも「御寒中御見舞」あるいは「御寒中御伺」という表書きを用います。
寒中見舞いの構成 (書き方の順序)

言葉や文章の例

備考

1. 寒中見舞いの言葉
●寒中見舞いの言葉の例
・寒中お見舞い申し上げます。
・寒中お伺い申し上げます。
・寒中御見舞い申し上げます。
★ビジネスの寒中見舞いにもこのフレーズを使います。
●頭語と結語は不要
…たとえば「拝啓」で書き出して、「敬具」で結ぶといった体裁は不要。
2. 安否を気づかう言葉
●先方の安否を気づかう言葉の例
・お元気でお過ごしでしょうか。
・お変わりございませんか。
・お健やかにお過ごしでしょうか。
・お変わりなくお過ごしでしょうか。
●毎年、年賀状だけのやりとりになっている友人には
「ご無沙汰していますが、お元気でいらっしゃいますか?」
と、近況を尋ねる一文も使えます。
3. 近況など
●近況報告の例
・年明けから早朝ウォーキングを始めました。目覚ましが鳴るたびにもう一眠りしたい誘惑にかられますが、途中で立ち寄るモーニングコーヒーは格別!なんとか続けられそうす。
・私の方は年末も正月も関係なく仕事に忙殺されています。なんとか時間を作って一泊くらい温泉にでも行きたいところです。
●近況報告の部分は省略では味気ないもの。
あなたの近況をぜひ先方にお伝えしましょう。
4. 先方の健康を気づかう言葉
●先方の健康を気づかう言葉の例
・どうかご自愛下さい。
・どうかくれぐれもご自愛下さい。
・ご自愛下さいませ。
・お身体にお気をつけ下さい。
・御身お大事に。  
●自分の身体や健康状態に気をつけることを「自愛」と言います。
お身体をご自愛下さい」という表現は、「お身体を、自分の身体を気をつけて下さい」という重複表現になってしまいますのでNGです。
5. 日付
●日付けの例
・令和◯◯年 一月
・令和◯◯年 睦月
 
詳細な日付け「令和◯◯年◯◯月◯◯日」のような書き方は用いなくても構いません
●ご参考までに、余寒見舞いの場合には「令和◯◯年 立春」「令和◯◯年 如月」などと書きます。
6. 相手の名
●寒中見舞いのはがきの裏面では省略するのが慣例。表面に宛名として書きます。●宛名は宛先のところに書きます
余寒見舞いの構成
余寒見舞いのレイアウトや構成も上記「寒中見舞い」に準じます。
冒頭の文言は以下のようになります。
 
1. 余寒見舞いの言葉
●余寒見舞いの言葉の例
・余寒お見舞い申し上げます。
・余寒お伺い申し上げます。
・余寒御見舞い申し上げます。
★ビジネスの寒中見舞いにもこのフレーズを使います。
●頭語と結語は不要
…たとえば「拝啓」で書き出して、「敬具」で結ぶといった体裁は不要。
他の部分は寒中見舞いと同様です。

(1-2)寒中見舞いの主な用途

寒中見舞いの時期が年賀状の時期に続く時期であるため、下記のような用途に用いられます。
寒中見舞いの使い方の例
(1)寒さが厳しい時期に出す書状として使う
(2)喪中の方に、年賀状の代わりに出す挨拶状として使う

(3)

喪中と知らずに年賀状を出してしまった相手に、お詫びの手紙として使う

(4)

喪中と知らずに年賀状を下さった相手に、お返事(返信)として使う

(5)

年賀状を出すのが遅くなってしまい、松の内を過ぎてしまった時に使う

(6)

年賀状を頂いた相手へのお返事が遅くなってしまい、松の内を過ぎてしまった時に使う

(7)

年賀状を投函したあとで、年末ギリギリにお歳暮を頂いた時のお礼状を出す時に使う

(8)

12月に家族が亡くなり、喪中はがきが間に合わない場合に、例年年賀状をやりとりしている相手に「急なことで(喪中の)お知らせができず失礼いたしました。」などと一言添えて出す。

(9)

12月に家族が亡くなり、喪中はがきが間に合わない場合に、故人が例年年賀状をやりとりしている相手やお世話になった相手に「急なことで年始のご祝詞を失礼させていただく旨のお知らせができず失礼いたしました。」などと一言添えて出す。
(10)寒中見舞いのお返事・返信として出す

(1-3)余寒見舞いの主な用途

余寒見舞いの時期は、立春を過ぎてもなお寒さが残る時期です。下記のような用途に用いられます。
余寒見舞いの使い方の例

(1)

立春を過ぎてもまだ寒さが残る時期に出す書状として使う

(2)

寒中見舞いや余寒見舞いのお返事・返信として出す

2.寒中見舞いのレイアウトと書き方

最近は印刷会社に発注するよりも、パソコンで作成するご家庭が多くなりました。
下記に寒中見舞いのレイアウトをご紹介します。
段落の書き出しは一文字下げます。
寒中見舞いのレイアウトと書き方解説
文例(1)寒さが厳しい時期に出す書状の文例
説明

寒中見舞い見本

1. 寒中見舞いの挨拶
 寒中お見舞い申し上げますという言葉は、冒頭に、やや大きめに書きます。
2. 安否を気づかう言葉
 「いかがお過ごしでしょうか。」
「お元気でお過ごしでしょうか。」 などと書く場合には冒頭の寒中御見舞申し上げますのあと、序文として書きます。
3. 書き手の近況報告
 近況報告は、なるべく具体的な内容の方が、受け取る側も楽しいものです。
この部分に御年賀のお礼の言葉を書いても良いでしょう。
4. 相手の体調を気づかう言葉
 ご自愛下さいは、身体をいたわってくださいという意味です。一年中で最も寒くなる時期です。相手の体調を気づかう言葉を必ず入れましょう。
5.日付
 日付けを書く場合には「◯年◯月◯日」というような正確な日付けは書かずに「令和◯◯年一月」「令和◯◯年睦月」などと書くこともあります。
日付けを書いても構いません。西暦は用いず元号(令和)を使います。
ちなみに、もし余寒見舞いを書く場合には日付け部分は「令和◯◯年二月」「令和◯◯年立春」「令和◯◯年如月」などと書くこともあります。
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3.寒中見舞いの文例(例文・例・雛形)

下記に寒中見舞いの例をご紹介します。(1)〜(10)は上述(1-2)で解説した用途ナンバーと合わせています。
段落の書き出しは一文字下げます。
寒中見舞いの文例
(1)寒い時期に出す書状としての文例
ビジネス文例(会社・職場・取引先・上司あて)
【解説】
▼例文は、寒い時期に出すお礼状(会社・職場・上司あて)を想定しています。
 寒中お見舞い申し上げます。
 先日は心のこもった送別会を開いていただきまして、ありがとうございました。おかげさまで無事、新任地に着任いたしました。
 当地では初顔合わせのメンバーがほとんどですが、新プロジェクトへの熱意と責任感を胸に全員が張り切っており、寒さも吹き飛ばすほどの勢いに少々圧倒されています。私に何ができるかわかりませんが、教えて頂いたことを一つずつ思い出しながらあせらずマイペースで業務に取り組みたいと思っています。
 取り急ぎお礼を申し上げたくお便りいたしました。
 寒さはこれからが本番です。どうかご自愛下さい。
令和◯◯年 一月
寒中見舞いの文例
(3)喪中の相手に、喪中とは知らずに年賀状を出してしまった場合の文例
一般文例(友達・友人・知人あて)
【解説】
▼例文では故人をさす言葉として御祖父様と書いています。主な敬称は以下の通り。
・父 → 御尊父様、御父様、お父様、お父上様など。
・母 → 御母堂様、御母様、お母様、お母上様など。
・祖父・祖母 → 御祖父様、御母様
・子供→ お子様、御子息様(男の子)、御令嬢様・御嬢様・お嬢様(女の子)
・親戚→御叔父様・御伯父様、 御叔母様・御伯母様
▼相手が故人と同居していたことを想定して、家族に対するお詫びの言葉も文中に入れていますが、こうした文章は入れなくても構いません。
 寒中お見舞い申し上げます。
 このたびは御祖父様の喪中を存じ上げず年賀状をお送りしてしまい大変失礼いたしました。ご不快な思いをおかけしてしまい心よりお詫び申し上げます。
 寒さはこれからが本番です。お気持ちの揺れがご体調に響くことのないよう、どうかご自愛下さい。ご家族様もお身体をお大事になさいますようお祈り申し上げます。
令和◯◯年 一月
寒中見舞いの文例
(8)12月に家族が亡くなり、喪中はがきが間に合わない場合の文例
一般文例(友達・友人・知人あて)
【解説】
▼例年年賀状をやりとりしている相手に「急なことで(喪中の)お知らせができず失礼いたしました。」などと一言添えて出します。
▼下記例文の中で「欠礼のお知らせ」と述べているのは喪中はがきのことです。
喪中であることを知らせるハガキのため「喪中はがき」という略称が一般的ですが、ほかに「年賀状欠礼のお知らせ」「年賀状欠礼のご挨拶」などと呼ばれます。
 寒中お見舞い申し上げます。
 このたびはご丁寧なお年賀状をありがとうございました。
 昨年暮れに、妻(美月)の父が亡くなり、新年のご挨拶を控えさせていただきました。急なことで欠礼のお知らせもままならず、大変失礼いたしました。
 本年も変わらぬご厚誼のほど宜しくお願い申し上げます。
令和◯◯年 一月
★上記以外の寒中見舞いの文例・例文はこちらのページでも紹介しています。
参考ページ「寒中見舞い」>>>

4.余寒見舞いの文例・例文

下記に余寒見舞いの文例・例文をご紹介します。
段落の書き出しは一文字下げると読みやすくなります。
寒中見舞いの文例
(1)立春を過ぎても寒さが残る時期に出す書状としての文例
ビジネス文例(会社・職場・取引先・上司あて)
【解説】
▼例文は、立春を過ぎた時期に出す挨拶状(会社・職場・上司あてなど)を想定しています。産休あけや育休あけが近づく頃に出すという設定です。
 余寒お見舞い申し上げます。
 早いもので年明けから2ヶ月が過ぎようとしています。お変わり無くお過ごしでしょうか。
さて私こと
来る◯月◯日を持ちまして休職期間を終え職場に復帰させていただく予定と相成りました。休職中は温かいお心遣いを頂き、厚く御礼申し上げます。無事職場復帰できますのも◯◯様はじめ皆様のご厚情のおかげと深く感謝いたしております。
 久しぶりの職場復帰で何かとご迷惑をおかけすることがあるかと存じますが、何卒ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。まずは略儀ながら書中をもちましてお礼かたがたご挨拶申し上げます。
 寒さはもうしばらく続くようです。◯◯様におかれましてもご自愛下さい。
令和◯◯年 二月 
寒中見舞いの文例
(2)寒中見舞いや余寒見舞いの返信としての文例
一般文例(友達・友人・知人・子供・親戚あて)
【解説】
▼例文は、立春を過ぎた時期に出す返信(友達・子供・親戚あてなど)を想定しています。
 余寒お見舞い申し上げます。
 先日はご丁寧な寒中見舞いのお便りをありがとうございました。いつもご心配をおかけして申し訳ありません。
 子供たちは二人とも受験真っ最中です。この時期になると親としてはテレビの音量を下げて見る…くらいしか手伝いができず(苦笑)、せいぜい邪魔をしないようにと心がけています。
 あと少しで我が家にも本当の春が来る予定です。もうしばらく寒さも続くようですがご自愛下さい。
令和◯◯年 二月