ビジネスのお礼の手紙

お礼の手紙 ビジネス

ビジネスのお礼の手紙とは、会社、職場、お店などにおいて、ビジネス・仕事でお世話になったり、品物を頂いたりサービスを受けたり、売買取引きをして頂いたりした、会社・職場の上司や同僚、取引先、お客様に感謝の気持ちを伝える手紙です。手紙の宛先は自社・勤務先の人、他社・取引先の人、お客様などのケースがあります。
ここではビジネスのお礼の手紙の文例・例文を紹介します。
………「お礼の手紙 ビジネス」のページの内容………
1. ビジネスのお礼の手紙とは?
2. お礼の手紙 ビジネス 文例・例文
 2-1)お客様へのお礼の手紙(お買い上げお礼)
 2-2)お客様へのお礼の手紙(異動や退職)
 2-3)職場へのお礼の手紙(異動や退職)
 2-4)取引先へのお礼の手紙(お中元やお歳暮のお礼)
 2-5)開店祝いのお礼、開業祝いのお礼の手紙
 2-6)就任祝いのお礼の手紙
 2-7)支払い猶予のお礼の手紙
[参考ページ]
※お礼の手紙 ビジネス(視察、取引先へ新規契約、異動・退職の際のお礼、株主総会のお礼、お客様へ製品購入お礼ほか)>>>
※お礼の手紙 先生へ(合格・内定報告、先生の異動・退職ほか)>>>
※お礼のはがき 書き方と文例>>>

1.ビジネスのお礼の手紙とは?

お礼状の手紙をビジネスのお付き合いでも出すことがあります。お客様、取引先、契約先、関係先、社内、職場などで、お世話になったり売買の取引があったり、契約が決まったり、商品やサービスを受けたお礼の気持を表すものです。以下のようなケースが想定されます。
ビジネスのお礼の手紙 の例

相手先

概要

お客様

・売買のお礼
・契約成立のお礼

・異動や退職の際のお礼と挨拶
税理士、弁護士など ・お世話になったお礼
銀行、信用金庫、金融機関 ・融資のお礼
もとの勤務先 ・異動や退職の際のお礼と挨拶
取引先、契約先 ・売買のお礼、
・契約成立のお礼
・異動や退職の際のお礼と挨拶
取引先、仕事上の関係先ほか ・お中元、お歳暮、贈答品のお礼など
職場、取引先ほか ・就任祝いや開店祝いをいただいたお礼
取引先、金融機関、家主その他 ・支払い猶予のお礼

2.お礼の手紙 ビジネス 文例・例文

ビジネスシーンで使うお礼の手紙の文例をケース別にご紹介します。
ページ作成の都合上、横書きでご紹介します。

2-1)お客様へのお礼の手紙(お買い上げお礼)例文
時候の挨拶を入れた、お客様あてお礼状 例文
 謹啓 初夏の候 平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
 先日は弊社製品をお買い求め頂きましてありがとうございました。その後、◯◯◯の使い心地はいかがでしょうか。◯◯の魅力をぜひご実感いただければと存じます。もし何かお気付きの点がございましたらお気軽にご連絡下さい。
 暑さはこれからが本番でございます。どうかくれぐれもご自愛下さい。またのご来店をお待ち申し上げます。
敬具

●この文例では、お客様が購入(または商品やサービスを利用)してから、少し時間が経過していることを想定しているため、 季節を表わす時候の挨拶を入れてみました。時候の挨拶についてはこちら>>>

●拝啓+敬具のような言葉を「頭語」+「結語」と言います。この文例では「謹啓」+「敬具」を使用しました。必ずペアで使います。「頭語」のページはこちら>>>

季節を問わず使える、お客様あてお礼状例文

 拝啓 平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
 先日は弊社製品をお買い求め頂きましてありがとうございました。実際にお使いになってみていかがでしたでしょうか。もし何かお気づきの点がございましたらいつでもご連絡下さい。
 略儀ながら書中をもちましてお礼を申し上げます。またぜひご来店くださいませ。ありがとうございました。

敬具

●この文例は、 季節を問わずいつでも使えます。

2-2)お客様へのお礼の手紙(異動や退職)例文
 謹啓 ◯◯様におかれましては益々ご清祥のことと心よりお慶び申し上げます。また平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。 
さて私こと
このたび一身上の都合により退職することになりました。在職中は大変お世話になりまことに有難く厚く御礼申し上げます。何かと至らぬ点ばかりで多大なご迷惑をおかけしましたこと、改めてお詫び申し上げます。後任は同店の◯◯が務めさせていただきます。同じ◯◯県出身の気性の真っ直ぐな男です。必ずや◯◯様のご希望に添えるものと存じます。何卒変わらぬご支援ご指導のほど宜しくお願い申し上げます。
 本来であれば拝眉の上お礼申し上げるべきところままならず、甚だ略儀ではございますが書中にてお礼かたがたご挨拶申し上げます。今後とも宜しくお願い申し上げます。ありがとうございました。  
敬具 
・例文の文中で「私こと」という部分は、書き手が自分について述べる時に使う言葉です。このように自分について述べる際には、へりくだって行の下の方に詰めて書きます(縦書きなら行の下の方に詰めて書き、横書きなら行の右の方に詰めて書きます)。

・「拝眉」=はいび、と読みます。お目にかかる、お会いするという意味です。
2-3)職場へのお礼の手紙(異動や退職)例文
 拝啓 晩秋の候 皆様におかれましては益々ご盛栄のことと心よりお慶び申し上げます。 
さて私こと
過日◯◯支店に着任し、新任地での業務をスタートいたしました。◯◯支店での在任中は大変お世話になりました。何かと至らぬ点ばかりで多大なご迷惑をおかけしてばかりでしたが、教えて頂いたことを1つずつ思い出しながら新しい業務に取り組んで参りたいと思います。勤務地は異なりますが、今後も変わらぬご指導のほど宜しくお願い申し上げます。
 略儀ではございますが書中にてお礼方々ご挨拶申し上げます。本当にお世話になりました。ありがとうございました。  
敬具 

・この例文は、転勤先から元の職場の皆さんあてに出すお礼の手紙を想定しています。

・例文の文中で「私こと」という部分は、書き手が自分について述べる時に使う言葉です。このように自分について述べる際には、へりくだって行の下の方に詰めて書きます(縦書きなら行の下の方に詰めて書き、横書きなら行の右の方に詰めて書きます)。

2-4)取引先へのお礼の手紙(お中元やお歳暮のお礼)例文
拝啓 初冬の候 貴社におかれましては益々ご清栄の事と心よりお慶び申し上げます。
 このたびは結構なお品をお送り頂きましてありがとうございました。ご厚志誠に有難く、心より御礼申し上げます。早速有り難く拝受いたしました。
 今後も変わらぬご厚誼のほど宜しくお願い申し上げます。 略儀ながら取り急ぎ書中にてお礼申し上げます。
敬具
・上記の例文で使用している時候の挨拶はお歳暮の時期を想定しています。
 参考ページ「時候の挨拶」>>>

・「拝受」=はいじゅ、と読みます。有難く受け取るという意味です。
2-5)開店祝いのお礼、開業祝いのお礼の手紙 例文
謹啓 各地で紅葉の便りが聞かれる頃になりました。◯◯様におかれましては益々ご活躍の事と心よりお慶び申し上げます。
 お陰様で新事務所での業務が無事スタートしました。スケジュールが厳しい中できちんとご案内もできず申し訳ございませんでした。また、このたびは開業に際し、結構なお品をお送り頂きましてありがとうございました。ご厚志誠に有難く、心より御礼申し上げます。改めて感謝申し上げ、有り難く拝受させて頂きます。
 まだまだ不慣れな点が多く、お力添えご指導を頂きながら少しずつ歩んで参りたいと思っております。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
 今後も変わらぬご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。 本来であれば拝眉の上お礼申し上げるべきところ、略儀ながら取り急ぎ書中にてお礼申し上げます。
敬具
・開業祝いのお礼の手紙という設定の例文です。
2-6)就任祝いのお礼の手紙 例文
 謹啓 錦秋の候 ◯◯様におかれましては益々ご清祥のことと心よりお慶び申し上げます。
 このたびは私の◯◯◯◯就任に際し、お心のこもった御祝詞を頂戴し且つ過分なお心遣いを頂きまして有難うございました。御厚志まことに有難く厚く御礼申し上げます。
 先の読めない時代、甚だ大任ではございますが、誠心誠意努力し 微力を尽くして参りたいと存じます。今後とも一層のご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い申し上げます。
 略儀ではございますが書中を持ちまして御礼かたがたお願い申し上げます。
敬具 
・就任祝いのご祝儀とお祝いの手紙(または祝詞、お祝いの言葉)を頂いたお礼の手紙という設定の例文です。
2-7)支払い猶予のお礼の手紙 例文
 謹啓 貴社におかれましては益々ご清栄の段 心よりお慶び申し上げます。
 このたびのお支払いにつきましては多大なご迷惑をおかけし、まことに申し訳ございませんでした。
 全ては私の不徳の致すところではございますが、業界環境の厳しき折柄、甚だ厚顔なる願いをお聞き入れ頂き、寛容なるご配慮をもってお支払いのご猶予を頂きましたこと、衷心より感謝申し上げます。
 お陰様をもちまして、ひとまず窮地を乗り切ることができましたこと、ひとえに今般ご猶予を頂いたおかげでございます。この上は尚一層努力し 期日を守りお約束通りのお支払いを致す所存でございます。どうか今後とも一層のご指導ご鞭撻のほど何卒宜しくお願い申し上げます。
 後日改めてご挨拶に伺う所存でございますが、まずは略儀ながら書中を持ちまして御礼申し上げます。まことに有難うございました。
敬具 
・時候の挨拶を入れる暇(いとま)も無く、お礼の手紙を書いたという形をとるため、時候のあいさつは省略します。

・「甚だ厚顔なる」=はなはだこうがんなる、と読みます。とても厚かましいという意味。「とても厚かましいお願いをお聞き入れ頂き、感謝申し上げます」となります。

・「衷心より」=ちゅうしんより、と読みます。心から という意味。
・「今般」=こんぱん、と読みます。このたび という意味。※「このたび」という言葉は本文の二行目に使ったため、同じ言葉をまた使わないようにする目的で、言い換えたものです。
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