履歴書送付状/送り状》書き方例文/職務経歴書/添え状/封筒/就活新卒/転職

送り状・送付状の書き方のページ。このページでは、就活=就職活動において履歴書や職務経歴書を郵送するときに同封する送付状(送り状、添え状)について例文や書き方を紹介しています。
この送付状は、簡単な挨拶とともに、封筒の中に同封する書類の内容を説明するものです。便箋または A4一枚程度で構いません。必ず同封します。
 ※なお一般書類や請求書などの送付案内状・送付状はこちら>>>
…このページの内容…
送付状(送り状)ってなに?
転職・就職に関する書類
送り状を書いてみよう
送り状の書き方
送り状の送付
・封筒の大きさと宛名書き
※一般書類の送り状、請求書の送り状、FAX送信案内は別 ページへ>>

■ 送付状(送り状、添え状)ってなに?

送付状自体は一般的な書類を送る場合にも使われますが、ここでいう送付状(送り状、添え状)とは、就活中の人、つまり就職や転職を希望する人が書類を郵送する際に同封する挨拶状をさします。
A4一枚程度で構いません。必ず同封します。
[送付状の主な役割]
(1)挨拶をする
 本来、文書は持参して手渡しするのが最も丁寧な形です。
それを郵送するわけですから、言わば口上の代わりのようなものとして簡単な挨拶文を載せます。
(2)通知する
 

通知する主な内容には下記のようなものがあります。
 a.用件を知らせる
 b. 同封する書類、添付する資料などの内容を知らせる。
 c.書類の送り主、連絡先を知らせる。
 d.送付する枚数、数量を知らせる。

■ 転職・就職に関する書類

求人に関する応募書類には、下記のような種類があります。
就活(転職・就職)に関する書類一覧
名称内容備考
履歴書
 内容備考
学歴、職歴などの経歴を、年代別 に記載したもの。
学歴、職歴の他に、
1.住所、氏名、年齢。
2.資格、免許。
3.志望動機、希望職種
などを記載します。
記入する用紙は、事務用品店のほか、大手コンビニエンスストアなどで購入できます。
職務経歴書
 内容備考
[中途採用者のみ提出]
職歴を、より詳しく記載したもの。
希望職種、応募動機をはじめ、特に、これまで経験した実務や専門技能、知識がわかるように記載します。
自己PRも忘れずに記載します。
パソコンで作成する場合が多くなっています。
基本はA4縦書きで数枚程度です。
手書きの場合は黒いペンで書きます。
エントリーシート(ES)
 内容備考
[企業により指定のある場合のみ提出]
求人をする各企業が独自に作成した応募用紙をさします。
紙によるエントリーシート(ES)もありますが、各企業のホームページ上から応募するものもあります。
主に新卒採用時に、学生向けに活用している企業が多いようです。
全員が統一した書式となるため、一次審査(書類選考)のために使用します。
送付状(送り状)
 内容備考
履歴書、職務経歴書と共に、郵送します。添え状とも言います。
必要な場合のみ 使われるもの
紹介状(あるいは推薦状)
 内容備考
[必要な場合のみ提出]
以下のような場合は、応募書類とともに紹介状(或いは推薦状)を提出します。
1.ハローワーク(職業安定所)の紹介の場合
2.もとの勤務先による紹介の場合
3.大学、短大、高校などの学校推薦の場合
4.知人などによる紹介の場合
学生のために大学が発行する書面には、推薦書という名称のものもあります。
なお、企業指定の用紙があるケースもあります。事前に確認してください。
成績証明書、卒業見込証明書
 内容備考
[学生のみ提出] 各学校の学生課、就職課などに申請します。
健康診断書
 内容備考
[企業により指定のある場合のみ提出]
必要な検査項目は、身長、体重、血圧のほか、血液検査、視力検査、聴力検査、尿検査、レントゲンなどです。
検査機関(病院)により料金が異なりますので、事前に電話などで確認すると良いと思います。
検査費5,000〜10,000円くらい、診断書発行費用500〜5,000円くらいです。
健康診断書を学校で発行してくれる場合もあり、その方が一般的に安いようです。

■ 送り状(送付状)を書いてみよう
 (例文・文例・例・見本)

送り状に使用する用紙はA4(またはB5)で、枚数は一枚で構いません。文書の体裁は、下記のようにビジネス文書の書式にします。
パソコンで作成する人も増えていますが、手書きにする場合は、 黒インクのボールペンまたは万年筆で、丁寧に書きます。
もし書き間違えた場合は、もったいないからと修正をしたりせずに、新しい紙に最初から書き直します。
▲PAGE TOP
送り状の書き方
下記の画像の 青数字をクリックすると説明にジャンプします。
※電話番号は忘れずに記載しましょう。
送り状の見本宛先日付住所頭語職歴PR結語

記載内容の説明

1. 宛先
担当者の名前がわかっている場合は、下記のように書きます。
※担当者の名前と部署名がわかっている場合の記載例
サンプル株式会社
人事部 人事課 山本様
※部署名がわからない場合の記載例
サンプル株式会社
採用ご担当者様

2. 日付
郵送する場合は、ポストに投函する日付を書きます 。履歴書に記入する日付と統一しましょう。

3. 住所
郵便番号を記入する用紙の場合は、7桁をきちんと書きます。
住所については、マンション・アパート名と、部屋の番号まで記入します
4. 頭語、結語
一番無難な用語は、頭語…「拝啓」+結語…「敬具」です。
その他にビジネスで用いられる頭語の例としては、「謹啓」
その他にビジネスで用いられる結語としては、「謹白」「敬白」(この場合、頭語は「謹啓」を用いる)などがあります。
なお、頭語に続く、
「ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」というフレーズも良く用いられます。
使用例
「貴社におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」の部分については、
「時下、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」というフレーズもよく用いられます。
さらに他の例としては、
「〜ますますご清祥のことと…」
「〜ますますご盛祥のことと…」などがあります。
たまに、実際の使用例で、「貴社ますますご清栄のことと…」という文章をみかけますが、筆者はこの文章はあまりおすすめしません。手直しをするとすれば、赤文字の部分を追加して「貴社におかれましては、ますますご清栄のことと…」となります。
5. 自己PR
人事担当者が書類選考をする際に、少しでも目に留まるように、送付状でも簡単な自己PRをすると良いでしょう。
特に応募者多数が予想されるような場合などは、少しのチャンスでも、有効に活用します
 
6. その他
就活中の方は、複数の企業に履歴書を送ることがあるかもしれません。送り状のフォーマットを1つ作っておいて、毎回の送付の際に役立てたいと思う方もいらっしゃると思いますが、送付の前には内容を必ず見直し、応募する企業や職種に合ったプレゼンテーションができているかをチェックしてください。
特に志望動機や、自己PR的な要素は応募のたびにチェックするようにしてください。
▲PAGE TOP  △HOME

■ 送り状の送付

送り状を書き終えたら、内容に誤りはないか、書き間違えや誤字は無いかをチェックします。
もし、ミスをみつけた場合はもとのフォーマット(データ)を修正して再プリントするか、手書きの場合は新しい用紙に書きなおします。
下記にて、送り状の送付について解説します。
書類の送り方
1. 封筒
郵送する場合の封筒の大きさは、できるだけ中に入れる書類を折りたたまずに入れることができるサイズのものを選びます。但し、学生の場合で、職務経歴書が無い場合は、長形封筒(定型封筒)でも良いでしょう。
名称大きさのめやすサイズ
長形封筒 長形4号(定型)B5三ツ折りの大きさ90×205mm
長形封筒 長形3号(定型)A4三ツ折りの大きさ120×235mm
角形封筒 角形3号(定型外)B5の書類が、折らずに入る大きさ216×277mm
角形封筒 角形2号(定型外)A4の書類が、折らずに入る大きさ240×332mm
※郵便切手料金のページへ>>>
2. 封筒の宛名書き
1)社名は省略せずに正式名称を書きます。「株式会社」 と書く歳にも(株)ではなく、4文字で書きましょう。
2)採用担当者の名前がわかる場合は、◯◯部 ◯◯様と書きます。
採用担当者の名前がわからない場合は、採用ご担当様、あるいは、採用ご担当者様 と書きます。
3)封筒の表面の左の端、やや下のほうに、赤いペンまたは赤いボールペンで、履歴書在中、あるいは、応募書類在中、と書きます。
4)裏面の左側に自分の住所、氏名を書きます。
3. 書類を封筒に入れる につづく
書類の送り方(つづき)
3. 書類を封筒に入れる
1)すべての書類をクリップで留めます。
 送り状、履歴書、職務経歴書の順に重ねて、クリップで留めます。ハローワークの紹介状がある場合は、送り状の下に入れます。丁寧にする場合は、クリアファイルなどにはさむとさらに良いでしょう。
2)デザイナー関係の仕事の場合、作品の同封を求められる場合があります。作品は折れ曲がらないように、台紙やファイルにはさんで封筒に入れます。まれに、作品が返却されないケースもありますので、応募の際は作品が返却されるかどうかチェックをしてから送付するようにしてください。
4. なるべく早めに送付する
企業の求人情報は、締切が明記されていない場合がほとんどですが、締切が明記されている場合でも、一日も早く送付します。せっかく応募したのに、「すでに他の方の採用が決まりました」と断られてしまうことのないよう、場合によっては速達郵便などを利用し、少しでも早く送りましょう。
※郵便切手料金のページへ>>>
▲PAGE TOP  △HOME