見積依頼書》書き方・例文・書式様式・テンプレートほか

見積依頼書のページ。見積依頼書とは、商品やサービスの料金・代金を知りたい時に、販売者または提供者に対して、その価格や代金の算出を依頼する文書のことで、ビジネス文書のひとつです。
要は、これとこれでおいくらになりますか?と尋ねる代わりに、商品の品番や数量などの明細を書面に記載し、お互いのやりとりに正確を期すためのものです。 このページでは見積依頼書の書き方とポイントについてご説明します。
[参考ページ]
見積依頼書(みつもりいらいしょ)ってなに?  前のページ
見積依頼書に記載する内容  前のページ
物品購入の流れ  前のページ
見積依頼書を作ってみよう  前のページ
・見積書>>>

見積依頼書 (ビジネス文書/見積依頼書の書き方)

例えばSOHOなどの場合は、エクセルなどでも簡単に見積依頼書の雛形を作成することができます。一度テンプレートを作成しておくと、次回から様々なケースに応用できます。
記載する項目に漏れが無いように注意しながら、実際に作ってみましょう。
●見積依頼書には2つのタイプがある
見積を依頼する書類には、以下の2つの種類があります。
このページの下の方で紹介します。
書式1…発注者があなた個人またはあなたの会社やお店の場合
書式2…発注者が顧客または取引先で、あなたの会社やお店に対して発注

見積依頼書の書式タイプ

 書式概要発注者
◆書式例1
(発注)
・「あなた個人」もしくは「あなたの会社やお店や団体」が→仕入れ先や販売先に対して見積を依頼する時に使用>>>「あなた個人」または「あなたの会社やお店や団体」が発注することが前提
◆書式例2
(受注)
・取引先または顧客が→「あなたの会社やお店や団体」に対して見積を依頼する時に使用>>>
・最近では、ホームページから見積り依頼ができるケースが増えています。
「見積依頼フォーム」「問い合わせフォーム」や、pdfファイルで見積依頼書をダウンロードしてもらう形で見積りの依頼ができるようにしている企業やショップが増えています。
・顧客または取引先が、あなたのお店や会社に対して発注することが前提
(あなたのお店または会社は受注する立場)
早速、以下に見積依頼書の書式の代表例をご紹介します。

見積依頼書【書式1】

◆書式例1
(発注)
・「あなた個人」もしくは「あなたの会社やお店や団体」が→仕入れ先や販売先に対して見積を依頼する時に使用「あなた個人」または「あなたの会社やお店や団体」が発注することが前提
下記は見積依頼書書式(雛形・様式・フォーム・フォーマット)の見本です。画像のピンクの数字をクリックすると説明にジャンプします。
見積依頼書雛形の記載内容の説明(見積依頼書見本画像と、番号が連動しています)
1. 宛先
「会社」対「会社」の取引の場合は、見積依頼書の宛先を会社名にする場合が多いようです。
見積依頼書の提出先が会社の場合は「御中」になります。
もし具体的に担当者の名前を明記する場合には、「様」になります。
なお、上記の見積依頼書サンプル画像では、会社あてのものを紹介しています。
見積依頼書の宛先欄宛名の書き方の例
・会社名の場合……□□□□□株式会社御中
・部署名の場合…… □□□□□株式会社
□□□部□□課 御中
・担当者の名前を明記する場合…□□□□□株式会社
□□□部□□課  鈴木 
2. 依頼日、差出人
見積依頼日は必ず明記します。
取り引きが多い仕入れ先に対する見積依頼書の場合には、必要に応じて通し番号をつけても良いと思います。
3. 表題(タイトル)
「見積依頼書」というタイトルの他に、「お見積のお願い」という表現も良く使われます。
少し大きめの文字で印字します。
4. 挨拶文の書き方(文例・例文)
ビジネス文章として、だいたい決まった文章を用います。
見積りを依頼する書面ですので、「拝啓」という書き出しや、「敬具」という結びは不要ですし、季節をあらわす「時候の挨拶」も不要です。
ふだんの先方との取り引きの多寡によって、「お願い調」「依頼調」など文章をアレンジして下さい。
下記の例文では、見積を依頼するという用件以外に、(1)ふだんのお取り引きに関するお礼が述べられているもの(2)見積もり依頼だけの例(3)見積もり依頼プラス担当のフォロー文が加えられている例をご紹介しています。
【文例・例文】
(1)「平素は格別のご高配を賜り厚く御礼を申し上げます。下記の商品につき、以下の条件でお見積をお願いします」
(2)「いつもお世話になっております。早速ですが、以下のお見積をお願いします」
(3)「下記の条件でお見積をお願いします。ご不明な点がございましたら担当宛ご連絡下さい」
など
5. 依頼主情報
2の差出人の欄でコト足りる場合には、この欄は省略可能です。
電話番号、FAX番号のほかに、必要に応じてメールアドレスも明記します。
6. 希望納期および納品場所
いつまでに、どこに配達してほしいかを書きます。
サービスや作業を依頼する場合には、実際の作業場所を書きます。
7. 見積依頼品明細
商品の内容や仕様、数量などを書く欄です。
工事やシステムなどの見積依頼の場合には
「○○○○施工工事一式(詳細別紙)」
「○○○○システム開発作業一式(詳細別紙)」などとなります。
8. 支払い条件
一括払い、分割払い、といった条件や、
「末締め翌月20日払い」などの、「支払いサイト」を記載します。
9. 見積提出期限と提出方法
見積をいつまでにどうやって提出するかを書きます。
提出方法については、例えば
「時間短縮のためまずはFAXにて送信下さい/原紙は郵送願います」などと書きます
10. 備考
補足説明に使用するための欄です。
コメントを書く場合の使用例)「前回仕入れ分が好評につき、大ロットで仕入れを検討しています。単価が下がる仕入れ単位を教えて下さい」など。
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見積依頼書【書式2】

それでは、もうひとつの見積依頼書の書式の代表例をご紹介します。
ホームページなどで対応するお客様に対して使用する場合には、「お見積の提出までに最低○日を要します。」「土日のお問い合わせへの解答は週明けになります」などと記載すると良いでしょう。
◆書式例2
(受注)
・取引先または顧客が→「あなたの会社やお店や団体」に対して見積を依頼する時に使用
・最近では、ホームページから「見積依頼フォーム」「問い合わせフォーム」や、pdfファイルで見積依頼書をダウンロードしてもらう形で見積りの依頼ができるようにしている企業やショップが増えています。
・顧客または取引先が、あなたのお店や会社に発注することが前提
下記は見積依頼書書式(雛形・様式・フォーム・フォーマット)の見本です。画像のブルーの数字をクリックすると説明にジャンプします。
見積依頼書2
見積依頼書雛形の記載内容の説明(見積依頼書見本画像と、番号が連動しています)
1. 宛先
自分のお店や会社あてに使用してもらうためのものなので、「御中」や「様」は使わず「行」になります。
pdfファイルで提供する文書の場合にはFAX送信をしてもらうタイプが一般的です。
2. 問い合わせ先
担当部署名と連絡先を記載します。
3. 表題(タイトル)
「見積依頼書」というタイトルを少し大きめの文字で印字します。
書面でなく、ホームページの場合には、「お見積もり依頼フォーム」「見積依頼送信フォーム」などというタイトルになります。
4. 挨拶文の書き方
先方の書く文書を代筆する形になるため、シンプルな文章でかまいません。
「下記につき、見積を依頼します」
など
5. 依頼主情報
上記の見本では省略していますが、できれば、住所、社名、担当者名にフリガナの欄も設ける方が良いでしょう。メールアドレスはアルファベットが特に難読なので、メールアドレスにも読みがなをつけることをおすすめします。
電話番号、FAX番号のほかに、必要に応じてメールアドレスも明記してもらうようにします。
日付け欄も必要です。
6. 希望納期および納品場所
いつまでに、どこに配達してほしいかを書いてもらいます。
サービスや作業の見積の場合には、実際の作業場所を書いてもらいます。
7. 見積依頼品明細
商品の内容や仕様、数量などを書く欄です。
工事やシステムなどの見積依頼の場合には
「○○○○施工工事一式(詳細別紙)」
「○○○○システム開発作業一式(詳細別紙)」などとなります。
8. 支払い条件
一括払い、分割払い、といった条件や、
「末締め翌月20日払い」などの、「支払いサイト」を記載します。
9. 見積提出期限と提出方法
見積をいつまでにどうやって提出するかを書く欄です。
10. 備考
補足説明に使用するための欄です。
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