お悔やみの言葉の例文・通夜や法事などシーン別で使える言葉

お悔やみのことばのページ。
訃報を知らせる電話が入った時、あなたはとっさにどのような受け答えをしますか?また、駆け付けた弔問の際に、或いは通夜・葬儀・告別式に参列した時に、遺族にどんな言葉をかけますか?
お悔やみの言葉には、相手をいたわる気持ちがこめられています。このページではさまざまなシーンで使えるお悔みの言葉をご紹介しています。

3.メールで伝えるお悔やみの言葉

ここで紹介するのは、訃報を知った時のお悔やみの言葉をメールて伝える場合の例です。
本来であればお悔やみの手紙を出すのが正式なマナーです。メールはあくまでも略式ですのでごく簡単に紹介することにします。
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お悔やみの言葉の例とポイント

突然の訃報に驚いています。
都合でご葬儀に伺うことができず、申し訳ありません。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
◯◯様のご逝去を知り、とても驚いています。
お悔やみにも伺わず、大変失礼いたしました。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
心身ともに大変な時だと思いますがくれぐれもご無理をなさいませんように。

4.通夜でのお悔やみの言葉

通夜に伺った場合には、受付でお悔やみの言葉を述べ、香典を渡します。記帳(会葬者名簿に住所と氏名を記載)を済ませたあとで通夜の会場に入ります。
会場に入ったら、遺族に対するお悔やみの言葉を述べます。
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お通夜でのお悔やみの言葉の例とポイント

1.受付で
「このたびは御愁傷様でした」とお悔やみを述べます。
●声の調子、大きさなどは控えめにします。
そのあとで、 香典を受付に出します。
黙って静かにお渡ししても良いのですが、ひと言添えるなら「故人のご霊前にお供え下さい」などと申し添えます。
そのあとで 受付係の指示に従って記帳します。
※香典袋の書き方ほか>>>
2.通夜の会場で

お通夜の会場では、遺族にお悔やみの言葉を述べます。他の参列者もいるため、あまり長くならないようにします。
あなたの到着のタイミングが通夜の儀式の始まる直前であれば、式の進行を妨げることの無いように配慮してください。
【お悔やみの言葉の例】
▼「このたびは本当に突然のことで言葉もありません。故人には生前本当にお世話になり、これから少しずつ恩返しをしようと思っていたところです。まさかこんなに早く逝かれるとは…残念でなりません。」
▼「このたびは突然のことで、まだ信じられません。ご家族の皆様もさぞやお辛いことでしょう。何か私にできることがあれば何でもおっしゃって下さい」
▼「このたびは突然のことでまだ信じられません。心よりお悔やみを申し上げます。◯◯さんには生前大変お世話になりましたのに、きちんとお礼も申し上げられずにおりました。本日は感謝の気持ちをこめてご焼香させて頂きます。」
▼「このたびは御愁傷様でございました。◯◯株式会社を代表致しましてご遺族の皆様に心よりお悔やみを申し上げます」
▼「このたびは突然のことで、本当に驚いています。ご遺族の皆様のお気持ちを思うと言葉もございません。心よりお悔やみを申し上げます。」
など。


※通夜のマナー>>>

5.葬儀・告別式でのお悔やみの言葉

お葬式に伺った場合には、受付でお悔やみの言葉を述べ、香典を渡します。記帳(会葬者名簿に住所と氏名を記載)を済ませたあとで葬儀夜の会場に入ります。
(細かいことですが、香典は通夜かお葬式のいずれかに持参すれば
会場に入ったら、葬儀の最中は遺族に直接お悔やみの言葉は述べません。
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お悔やみの言葉の例とポイント

1.受付で
「このたびは御愁傷様でした」とお悔やみを述べます。
●声の調子、大きさなどは控えめにします。
そのあとで、 香典を受付に出します。
黙って静かにお渡ししても良いのですが、ひと言添えるなら「故人のご霊前にお供え下さい」などと申し添えます。
最後に受付係の指示に従って記帳します。
※香典袋の書き方ほか>>>
2.葬儀・告別式の会場で
ふつう、葬儀の最中は、遺族に直接お悔やみの言葉は述べません。
※弔辞の(例文)>>>
※遺族代表の挨拶の文例(例文)>>>

6.手紙で伝えるお悔やみの言葉

▼お悔やみの手紙、お悔やみ状とは?
 お悔やみの手紙、お悔やみ状は、何らかの事情があって通夜や葬儀、告別式に参列できないときに、弔問に伺う代わりに送るものです。基本的には手書きで書きます。
なお、 手紙が遺族の手もとに届くのは弔電よりも遅いタイミングになる可能性が大きくなりますが、香典を同封して一緒に送ることができます。
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[お悔やみの手紙、お悔やみ状を書く場合のポイント]

項目ポイント解説
書く時期
 ●訃報の連絡を受けたらなるべく早く送る
書き出しは、お悔やみの言葉から
 ●冒頭からお悔やみの言葉を書く
・頭語は書かない…拝啓、謹啓などの書き出しの言葉は書かない
・時候の挨拶文は書かない…季節をあらわす挨拶の言葉は書かない
お詫び
 ●弔問に伺えないお詫びを述べる
・弔問に伺えない理由は詳細に書く必要はない・祝い事と重なる時には「やむを得ない事情で」などと書く
励まし気づかう
 ●励ましや遺族を気づかう言葉
・心をいたわり、身体を気づかう・「お力をお落としのことと存じますが、どうぞお気を強くお持ちになり、くれぐれもご自愛下さい」など
香典を同封する場合には、そのことにも触れる
 ●香典を同封するときには、現金書留用の封筒を使います。
・不祝儀の熨斗袋をそのまま同封します。
宗教がわからないときには「御霊前」「御供物料」など
・「心ばかりのものを同封いたします。故人のお好きだったお花でもお供えいただければと存じます。」など
※お悔やみの手紙の例はこちらでもっと詳しくご紹介しています>>>
後日のお悔やみ…後になって訃報を知った場合の例文はこちら(例文5)>>>

7.法事でのお悔やみの言葉

法事に伺った場合には、受付でお悔やみの言葉を述べ、香典を渡します。記帳(会葬者名簿に住所と氏名を記載)を済ませたあとで通夜の会場に入ります。
会場に入ったら、遺族に対するお悔やみの言葉を述べます。
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法事でのお悔やみの言葉の例とポイント

1.受付で
受付があれば、まずは丁寧に礼をし、「本日はご遺族と一緒に故人を偲びたいと思います」と短く挨拶をします。
●声の調子、大きさなどは控えめにします。
そのあとで、 香典を受付に出します。
一言添えるのなら「ご仏前にお供え下さい(仏教の場合)」「どうかお供え下さい(宗教がわからない場合や、仏教以外の宗教の場合」
受付係の指示に従って記帳します。
※法事の香典マナー>>>
2.法事の会場で

法事の会場では、遺族に挨拶の言葉を述べます。他の参列者もいるため、あまり長くならないようにします。
法事の最中には遺族に直接言葉をかけることはありませんが、そのあとの会食(お齋)の際などは、故人を偲ぶ思い出話しなど、遺族と話すことができます。
【お悔やみの言葉の参考例】
▼「本日はご遺族と一緒に故人を偲びたいと思い、ご法要の席に参りました。」
▼「故人のことがつい昨日のことのように思い出されます。本日は皆様とともに故人を偲ぶ供養の席に加えて頂きたいと思います。」
▼「ご子息の立派なご様子を見て、故人も安堵なさっていることでしょう。本日は皆様とともに故人を偲びたいと思います。」
▼「ご遺族が立派に頑張っておられるご様子を、皆様とともに心の中で故人に報告したいと思います」
▼「久しぶりに◯◯さんに会いに来ました。故人が寂しくないように、今日は皆で◯◯さんのことを偲びたいと思います」
など。


※法事の流れとマナー>>>

8.英語のお悔やみの言葉

英語のお悔やみの言葉を紹介します。
英語でお悔やみを述べる場合には、親しい人に対して使う場合と、丁寧な表現とでは異なるので注意しましょう。
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英語のお悔やみの言葉に良く出て来る単語

condolence

哀悼、慰め、お悔やみ

 condolences お悔やみの言葉
a letter of condolence お悔やみ状、お悔やみの手紙
sympathy
同情、思いやり、共感
 

sympathies お悔やみ

英語のお悔やみ文例

I’m so sorry for your loss.
 

お悔やみ申し上げます(お悔やみの気持ちを直接相手に伝える)

I’m very sorry to hear about your father’s death.
 

お父様の訃報に際し、お悔やみ申し上げます(お悔やみの気持ちを直接相手に伝える)

Please accept my condolences.
 

お悔やみ申し上げます(目上の人にも使える表現。)

I would like to express my deep regret for your mother’s death.
 

ご母堂様の訃報に際し、心よりお悔やみ申し上げます
(お悔やみの気持ちを直接相手に使える丁寧な表現。)

Please accept my deepest sympathy.
 

心よりお悔やみ申し上げます(目上の人にも使える表現。)

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