仮通夜のページ。お通夜は、故人との最後の別れを惜しむための儀式であり、近親者が死者と共に一夜を過ごします。通常は通夜のあと、葬儀・告別式となります。
通夜とは別に仮通夜が行われることがあります。仮通夜とは、本通夜に先立ち家族と親族だけで行う通夜をさし、死者が亡くなった当日に行われます。また、一般的には通夜が2日以上となる場合に行われる身内(家族親族)だけの通夜を仮通夜と言います。
通夜とは別に仮通夜が行われることがあります。仮通夜とは、本通夜に先立ち家族と親族だけで行う通夜をさし、死者が亡くなった当日に行われます。また、一般的には通夜が2日以上となる場合に行われる身内(家族親族)だけの通夜を仮通夜と言います。
目次
■1.仮通夜と本通夜(通夜・お通夜について) |
通夜では、遺族や親族、故人と直接親交のあった知人や友人が参列して、故人の冥福を祈ります。 ここでは仮通夜と本通夜の違い、および通夜について説明します。 |
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■2.仮通夜の服装(通夜の服装) |
下記に仮通夜の服装と通夜の服装のマナーを解説します。 |
仮通夜の服装・通夜の服装 |
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[仮通夜の服装] |
落ち着いた色調の地味な服装であればOKです。もちろん派手なアクセサリーや金銀ラメ系はNGです。 仮通夜は故人の家族や親族などの身内だけで行います。会社・職場関係者や友人などの一般弔問客を迎えることもないため本通夜ほど服装を気にする必要はないでしょう。 |
仮通夜の服装・通夜の服装(つづき) |
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[通夜の服装] |
本来、通夜では遺族は略式喪服でも良いとされていました。しかし、現代では正式喪服で通夜も葬儀も通すケースが増えています。とくに、仮通夜とわけて行う本通夜の場合にはきちんとした作法にかなった喪服の方がのぞましいでしょう。 ●男性の服装 基本は黒の礼服ですが、会社から行く場合は紺やグレーのダークスーツでもOKです。ネクタイは黒の無地を。金時計など光るものは外し、ネクタイピンも用いない方が良いのですが、パールなど光らない物ならOKです。カフスボタンとお揃いで使います。 ワイシャツは白でボタンダウン等は避けます。 ●女性の服装 オーソドックスな、肌を隠すデザインの黒い礼服を着用します。バッグや靴、ストッキングなども黒で統一します。 アクセサリーは光るものは避けます。つける場合にはパール、ブラックパール、黒珊瑚などを。立場によってはつけないこともあります。 和服の場合には略礼装の「色喪服」(弔問 や法事などで用いる、藤色、ねずみ、紺などの色無地三つ紋、又は一つ紋に、帯と小物を黒で統一し たもの)を着用します。ただし地域によってしきたりが違う事もあるので、周 りに確かめると良いでしょう。 ●子供の服装 小学生以下の子供は、白いシャツに紺やグレーの服を合わせます。制服があればそれを着せます。 |
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■3.仮通夜の香典(通夜の香典) |
香典は、通夜または葬式(葬儀)のいずれかに持参します。 お香典を入れる熨斗袋の表書きや、のし袋そのものも宗教によって異なるため(例えば蓮の花の絵が入っているものは仏教にしか使えません)、もし先方の宗教がわからない場合には「御霊前」と書いたものであれば、たいていの宗教(の通夜・葬儀・告別式)に用いることができます。 また、御霊前は、通夜・告別式のいずれでも使えます。 ※注)できるだけ先方の宗教を確認するようにして下さい。上記では、急なご不幸があった場合など、どうしても先方の宗教がわからないというケースに無難な書き方として「御霊前」という表記を紹介していますが、浄土真宗に関しては、「御霊前」の表記は使えません。 下記に宗教別の香典の表書きを紹介します。 |
宗教ごとに異なる香典袋、お香典の書き方 | ||
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仏教 | ||
※「御佛前」「御仏前」「ご仏前」という香典表書きは、一般的には四十九日の法要以後に使います。 ※浄土真宗に関しては、「御霊前」の表記は使えません。通夜、葬儀とも「御仏前」となります (※先方の宗教を確認できないなどの理由で表書きをどのようにするのかどうしても困ったら「御霊前」を使います。注/本来は前提として先方の宗教を確認しなくてはならないのですが、急な訃報の場合や、やむを得ない理由で宗教を確認できない場合、表書きを「御霊前」とした香典を持参しても許されるという解釈もあります。取り急ぎ駆けつけたという考え方です。) |
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宗教ごとに異なる香典袋、お香典の書き方(づづき) | ||
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キリスト教 | ||
※ 「御霊前」は、キリスト教の福音派では使えないとされています。その場合には「御花料」を。 | ||
神式 | ||
●玉串料と玉串奉奠(たまぐしほうてん)の作法について詳しく説明しています>>> | ||
※地方によって風習が異なることもございますので、できるだけ先方の宗教を確認するようにして下さい。 |
■4.通夜の流れとマナー |
下記に通夜の流れとマナーをご紹介します。仮通夜と本通夜の両方を行う場合(通夜が2日以上にわたる場合)には、仮通夜には弔問客も長居をせずに挨拶やお悔やみの言葉を述べるだけにし、なるべく短い時間で失礼するようにしましょう。 |
通夜の流れとマナー |
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仮通夜がある時 |
ポイント |
【仮通夜に参列するのは】 ●仮通夜には故人の家族や親族など、ごく近い間柄の人が参列します。 【仮通夜に行われる儀式】 ●厳密なしきたりはありませんが、仮通夜には通夜ふるまいなどが省略されることがあります。また、僧侶による読経なども翌日の本通夜にのみ行うここともあります。 ● 地方によっても仮通夜や通夜のしきたりが異なります。午後に亡くなった場合にはその日は家族のみで仮通夜をして過ごし、翌日本通夜を行うといった地域もあります。 ●葬儀社によっては、仮通夜のプランを用意しているところもあります。 |
備考 |
[仮通夜に弔問の伺う場合のマナー] ●仮通夜は家族などのごく近い近親者が死者とゆっくりとお別れをするための儀式です。 もし一般の弔問客が弔問する場合には長居をせずに挨拶やお悔やみの言葉を述べるだけにし、なるべく短い時間で失礼するようにしましょう。 |
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通夜の流れとマナー(つづき) |
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通夜に参列する時 |
ポイント |
【通夜が行われる時間】 ●お通夜の儀式は、午後6時頃に始まり〜9時・10時頃(21時、22時頃)まで行われます。 ●弔問に伺う際には、早すぎても、逆に遅すぎても迷惑になりますので、始まる時間の10分前に着く位が良いでしょう。 【受付での作法】 ●受付では、一礼してお悔やみの言葉を手短に述べます。 (受付で述べる挨拶の例) 「このたびはご愁傷さまです。」 「大変お気の毒でございました。」 「お寂しゅうございますね。」 「お悪うございました。」など。 軽く黙礼のみでも良いでしょう。 【香典】 ●告別式にも参列するなら、香典は通夜の方に出します(もし通夜で香典を出した場合には、告別式では記帳のみを)。 ●香典は受付に出します。 香典を出す際には、ふくさごと受付の台に置いて目の前でふくさを開きます。香典の向きを相手から見て正面になるようにして、両手で差し出します。 もし 受付が無い時には、遺族か世話役に手渡すか、拝礼の後で霊前に供えます。 ※参考ページ香典の作法>>> |
備考 |
[お通夜の会場でのマナー] ●式場で話す時は小声で、言葉少なく。あいさつも目礼する程度にします。 どうしても話す必要がある時には式場の外で話すか、儀式が一段落してから話すようにします。 [お通夜の参列を終えたら] ●一般の弔問客は焼香をすませ次第退席しますが、通夜ぶるまいに招かれたら、辞退せずになるべく応じるようにします。 (※通夜ぶるまい=弔問客に食事、夜食を用意して、感謝の気持ちを表すもの。) |
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通夜の流れ |
●遺族は役割分担を決める。 受付係、接待係、駐車場係など [通夜のながれ] 受付準備(弔問客を受け入れる準備をします) → 受付開始 → 着席 → 僧侶到着・入場 → 開式 → 読経 → 焼香 → 僧侶退場 → 閉式 → 通夜ぶるまい → 夜とぎ …親族は交替で、通夜の一晩中線香の火を絶やさぬようにします。 |
[お通夜と数珠] ●数珠には短い略式のもの(一連になっているもの)と、長い二重念珠があります。訃報を聞いてかけつける通夜の場合、数珠は(持参するのが望ましいのですが)持っていなくても会葬者として失礼になることはありません。 ●数珠の房は基本的に下にくるように持ちます。 焼香の際には数珠は左手にかけます。また僧侶が読経している際には、数珠は左手の親指と人さし指の間にかけて両手ではさむように手をあわせるか、または人さし指と親指とではさむようにして自然に両手を合わせます。 [お通夜と暦] ●通夜は暦を問わない(友引の日でも行なわれる)のですが、葬儀は暦が「友引」の日には行なわないのが一般的です。 葬儀日程を決める際は寺、斎場、火葬場などの空きを確認し、調整する必要があるので葬儀社に段取りをお願いする方が良いでしょう。 葬儀が友引にあたってしまう場合には葬儀を1日ずらして通夜を二日間とし、その一日目を「仮通夜」とする場合もあります。仮通夜は近親者のみで執り行います。 (※友引には「友を引く」という縁起を担ぐ人もおり、慣習として葬儀を行わないことが多いようです。友引の日は火葬場が休みのため葬儀をしないという地域もあります。 しかし、「絶対にしてはいけない」ということではなく、地域によっては友引でも葬儀をすることがあります) …葬儀社の見積りは、料金に何と何と何が含まれているかを細かく確認することをおすすめします。 |
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