10月 時候の挨拶 ビジネス》書き出しの例文と結び、上旬〜下旬

10月の時候の挨拶ビジネス

ビジネスの手紙やビジネス文書に使う10月の時候の挨拶・10月の季節の挨拶のページ。

時候の挨拶は季節をあらわす挨拶の言葉として、手紙やはがきの書き出しや、メールの冒頭に使われ、ビジネス文書の冒頭などにも用います。季節感を表す言葉を書くことにより、相手の心に情景を呼び覚まし、季節の移り変わりを共に感じることができます。

ビジネスの手紙やビジネス文書で用いる十月の季節の言葉の例・文例集(初旬/上旬・中旬・下旬/月末)を掲載します。

【参考ページ】
・10月の時候の挨拶>>>
・挨拶状のページ>>>

1.10月のビジネスの手紙・10月のビジネス文書

ビジネスの手紙やビジネス文書のうち、10月に書かれる可能性があるものをリストにしてみました。

10月に書かれるビジネスの手紙・ビジネス文書 一覧表

就職イベントの案内
  ・学生の就職を想定した企業紹介やPR活動を行うことがあります。
転職イベントの案内
  ・10月も転職イベントが多く開催される時期です。会社説明会や転職イベントの案内は手紙での案内のこともありますが、メールでの案内も増えています。
スポーツイベントの案内・通知
  ・9〜11月のスポーツシーズンのうち、10月は最もスポーツイベントが多い月です。企業主催のイベントの案内を手紙で出すこともあります。メールでの案内も増えています。
秋の展示会の案内・通知
  ・秋の季節に合わせた展示会の案内を行うことがあります。メールでの案内も増えています。
イベントの案内・通知
  企業主催のイベントの案内を手紙で出すこともあります。メールでの案内も増えています。
飲み会や親睦会の案内・通知
  ・ビジネスの飲み会や親睦会の場合には、主に社内や取引先に対して案内や通知を出します。
・季節柄、バーベキュー大会を催したりやゴルフコンペなどに合わせることもあります。
通常のビジネス文書、案内状、通知状
  ・取引先や顧客に対してビジネス文書や、案内状、通知状を出すことがあります。
個人あてと、法人・企業・職場・団体・自治体・機関あてのケースがあります。

2.10月の時候の挨拶 ビジネス文例(初旬・上旬)

10月初旬・上旬のビジネスの手紙やビジネスの案内状・通知状の書き出しの例文と結びを紹介します。

(2-1)10月初旬・上旬の時候の挨拶

・仲秋(ちゅうしゅう)

仲秋は9/8の白露〜10/8の寒露の頃までの間の期間の手紙や文書に使える

・寒露(かんろ)

寒露は10/8頃(年によって異なります)なので、10/1〜10/8の手紙や文書に使える

・紅葉(こうよう)

紅葉はこの時期から、10月全般に使える。
・衣替え 衣替えはこの季節の行事。10月1日から学生服も冬服となる学校が多い。10月初旬に使える。

・スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋

気候が良く、何をするにも快適なことからこれらの言葉は秋全般に使うことができるが、中でも「スポーツの秋」に関しては天候が安定している10月に最もよく用いられる。
・秋晴れ 天候が安定し、カラッと晴れた好天に恵まれる日が多い10月には「秋晴れ」という言葉が良く使われる。
・実りの秋 主に10〜11月頃に用いられる。
・水始涸(みずはじめてかるる) 田の水を抜き、稲の収穫を始める時期をさす。10/3〜10/7頃
・鴻雁来(こうがんきたる)

渡り鳥の雁が、北から渡って来る頃をさす。10/8〜10/12頃。

鴻雁とは、鴻(雁の大きなもの)、雁(がん。かり。)のこと。

・桂花(けいか)、金木犀(きんもくせい) 金木犀の開花時期は9月中旬から10月で、秋の訪れを告げる花。「金木犀」は9月中旬頃以降10月に使える。桂花は木犀属(もくせいぞく)を表す中国の言葉だが、日本では金木犀を表すとされる。
・錦秋(きんしゅう) 10月〜11月の木々が色づく頃に使われる。実際の紅葉の度合い、木々の色づきに合わせると良い。
・秋冷(しゅうれい) 秋の少し肌寒い日をあらわす。10月全般に使える。
・爽秋(そうしゅう) 爽やかな秋のこと。9月中旬から10月末くらいまで使える。

・神無月(かんなづき)

初旬・上旬に限らず、10月全般に使える

(2-2)10月初旬・上旬のビジネス文例

・個人あてのビジネスの手紙 書き出し

拝啓 仲秋も過ぎ、◯◯様におかれましては益々ご清祥のことと心よりお慶び申し上げます。

拝啓 寒露の候 ◯◯様におかれましては益々ご健勝のことと心よりお慶び申し上げます。

拝啓 錦秋の候 平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
拝啓 秋冷の砌 皆様におかれましては益々ご清祥のことと心よりお喜び申し上げます。

注)みぎりを漢字で書く場合には「砌」=みぎりと読みます。候と同じく「〜の頃、〜の時期」という意味です。
拝啓 鴻雁来の頃となりました。皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

・企業・法人・取引先あてのビジネスの手紙 書き出し

拝啓 寒露の候 貴社におかれましては益々ご清栄の段 心よりお慶び申し上げます。

拝啓 秋晴れの候 貴社におかれましては益々ご清栄のことと 心よりお慶び申し上げます。
拝啓 錦秋の候 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

・結びの例

(「敬具」は結語です。頭語の「拝啓」とペアで使います。)
秋冷の折柄、くれぐれもご自愛ください。 敬具
秋の夜長、つい不規則になりがちな時期ですが、ご自愛専一にお過ごしください。敬具
(秋の夜長は、9月末〜11月初旬頃まで使われる)
朝晩の気温差が大きい時期につき、どうかご自愛くださいますよう、皆様のご健康をお祈り申し上げます。 敬具
時節柄、皆様のご健康をお祈り申し上げます。 敬具

3.10月の時候の挨拶 ビジネス文例(中旬)

10月中旬のビジネスの手紙やビジネスの案内状・通知状の書き出しの例文と結びを紹介します。

(3-1)10月中旬の時候の挨拶

・桂花(けいか)、金木犀(きんもくせい) 金木犀の開花時期は9月中旬から10月で、秋の訪れを告げる花。「金木犀」は9月中旬頃以降10月末まで使える。桂花は木犀属(もくせいぞく)を表す中国の言葉だが、日本では金木犀を表すとされる。
・錦秋(きんしゅう) 10月〜11月の木々が色づく頃に使われる。実際の紅葉の度合い、木々の色づきに合わせると良い。
・秋冷(しゅうれい) 10月全般に使えます。

・神無月(かんなづき)

初旬・上旬に限らず、10月全般に使える

・菊花開(きくのはなひらく)

七十二候のひとつ。10/13〜10/17頃に使える。
菊が開花する時期という意味。
<まつよい> ・菊花 10月全般に使える。ただし菊の節句というと9月9日になってしまうので要注意。

・蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)

七十二候のひとつ。10/18〜10/22頃をさす。

秋も深まり、戸口できりぎりす(こおろぎとされる)が鳴く頃となったという意味。

・虫の音 虫の音は秋の季語です。
・スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋 気候が良く、何をするにも快適なことからこれらの言葉は秋全般に使うことができるが、中でも「スポーツの秋」に関しては天候が安定している10月に最もよく用いられる。
・秋晴れ 天候が安定し、カラッと晴れた好天に恵まれる日が多い10月には「秋晴れ」という言葉が良く使われる。
・実りの秋 主に10〜11月頃に用いられる。
・爽秋(そうしゅう) 爽やかな秋のこと。残暑が一段落した9月中旬から10月末くらいまで使える。

(3-2)10月中旬のビジネス文例

・個人あてのビジネスの手紙 書き出し

拝啓 菊花の候 ◯◯様におかれましては益々ご清祥のことと心よりお慶び申し上げます。

拝啓 桂花の候 皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか。
拝啓 金木犀咲く頃となりました。 皆様におかれましては益々ご健勝のことと心よりお喜び申し上げます。

・企業・法人・取引先あてのビジネスの手紙 書き出し

拝啓 秋晴れの候 貴社におかれましては益々ご清栄の段 心よりお慶び申し上げます。

拝啓 爽秋の候 貴社におかれましては益々ご清栄のことと 心よりお慶び申し上げます。
拝啓 菊花の候 貴社におかれましては益々ご清栄のことと 心よりお慶び申し上げます。

・結びの例

(「敬具」は結語です。頭語の「拝啓」とペアで使います。)
秋冷の折柄、くれぐれもご自愛ください。 敬具
朝晩の気温差が大きい時期につき、どうかご自愛くださいますよう、皆様のご健康をお祈り申し上げます。 敬具
秋の夜長、体調を崩しやすい時期です。ご自愛専一にお過ごしください。敬具
時節柄、皆様のご健康をお祈り申し上げます。 敬具

4.10月の時候の挨拶 ビジネス文例(下旬)

10月下旬のビジネスの手紙やビジネスの案内状・通知状の書き出しの例文と結びを紹介します。

(4-1)10月下旬の時候の挨拶

・霜降(そうこう)

霜降は10/23頃(年によって異なります)なので、10月下旬の手紙や文書に使える

・爽秋(そうしゅう) 爽やかな秋のこと。残暑が一段落した9月中旬から10月末くらいまで使える。
・桂花(けいか)、金木犀(きんもくせい) 金木犀の開花時期は9月中旬から10月で、秋の訪れを告げる花。「金木犀」は9月中旬頃以降10月末まで使える。桂花は木犀属(もくせいぞく)を表す中国の言葉だが、日本では金木犀を表すとされる。
・錦秋(きんしゅう) 10月〜11月の木々が色づく頃に使われる。実際の紅葉の度合い、木々の色づきに合わせると良い。
・秋冷(しゅうれい) 10月全般に使えます。

・神無月(かんなづき)

初旬・上旬に限らず、10月全般に使える

・霜始降(しもはじめてふる)

七十二候のひとつ。10/23〜10/27頃に使える。
・霎時施(こさめときどきふる)

霎時施は七十二候のひとつ。調べてみると「こさめときどきふる」または「しぐれときどきほどこす」とあり、10/8〜11/1頃とされる。
「霎」はあめかんむり(雨)の下に、めかけ(妾)と書く。

・時雨月(しぐれづき) 時雨月は、10月の別名とされる。
・菊花 10月全般に使える。ただし菊の節句というと9月9日になってしまうので要注意。
・虫の音 虫の音は秋の季語です。
・スポーツの秋、芸術の秋、読書の秋 気候が良く、何をするにも快適なことからこれらの言葉は秋全般に使うことができるが、中でも「スポーツの秋」に関しては天候が安定している10月に最もよく用いられる。
・実りの秋 主に10〜11月頃に用いられる。
・爽秋(そうしゅう) 爽やかな秋のこと。残暑が一段落した9月中旬から10月末くらいまで使える。

(4-2)10月下旬のビジネス文例

・個人あてのビジネスの手紙 書き出し

拝啓 錦秋の候 ◯◯様におかれましては益々ご清祥のことと心よりお慶び申し上げます。

拝啓 霜降の候 皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしでしょうか。
拝啓 菊花の咲く頃となりました。◯◯様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
拝啓 時雨月の候 平素は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

・企業・法人・取引先あてのビジネスの手紙 書き出し

拝啓 爽秋の候 貴社におかれましては益々ご清栄の段 心よりお慶び申し上げます。

拝啓 錦秋の候 貴社におかれましては益々ご清栄のことと 心よりお慶び申し上げます。
拝啓 霜降の候 平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

・結びの例

(「敬具」は結語です。頭語の「拝啓」とペアで使います。)

朝晩は肌寒い日も増えてまいりました。くれぐれもご自愛ください。 敬具

季節の変わり目につきご自愛専一にお過ごしください。敬具
肌寒き時雨月の折柄、皆様のご健康をお祈り申し上げます。 敬具
秋時雨の冷たい季節です。くれぐれもご自愛ください。 敬具
時節柄、皆様のご健康をお祈り申し上げます。 敬具