出産祝いのお礼状の書き方と例文・ポイントは?

出産祝いのお礼状のページ。出産祝は親しい相手から頂く場合がほとんどでしょう。出産祝いを頂いたら、生まれて来た赤ちゃんの誕生を喜び改めて知らせる気持ちも込めてお礼状を送ります。このページでは出産祝いのお礼状のポイント(赤ちゃんの名前を必ず入れる、全体の構成、差出人の名前の書き方、出す時期など)と文例を紹介しています。
[参考ページ]
※…「出産祝いのお返し」>>>
※…お礼の手紙の書き出し>>>
※…お礼の手紙 ビジネス 文例>>>

■ 出産祝いを頂いた場合のお礼状のポイントは?

▼出産祝いを頂いた場合には、なるべく早くお礼状を出しましょう。
 お礼状を書く場合の主なポイントは以下のとおりです。
 堅苦しく考える必要はありません。自分の言葉で素直な気持ちを述べましょう。

出産祝いのお礼状のポイント

●赤ちゃんの性別、名前および読み方を伝える。
●差出人は夫婦連名にする
●相手が仲人の場合には、ご主人だけでなくご夫婦お二人に対してお礼の気持ちを述べ、宛名にも奥様の名前を忘れないようにする
●今後のおつきあいや支援をお願いする言葉を入れる
▼出産のお祝いをいただいた方とのおつき合いの程度や、品物を頂いたタイミングに応じて、お返しも考えなくてはなりません。

出産祝いのお返し・内祝いを差し上げる

出産祝いをいただいたら、お礼状はなるべく早く出しますが、それとは別にお祝いを下さった方全員にお返しをします。
生後1ヶ月くらいまでに品物をお送りします。
のしは紅白の蝶結びで、上段は「内祝」とします。
下段は赤ちゃんの名前を書きます。読み方が難しい場合には、必ず読みがな(ふりがな)をつけます。
費用のめやすは、頂いた金額の半分〜1/3程度を目安にします。
スナップ写真でも構いませんので、赤ちゃんの写真を添えると、更に喜ばれるでしょう。
●お返しについては別ページで詳しく説明しています>>
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■ 出産祝いのお礼状の書き方、文例、例文

便箋またはハガキに、手書きをします。
正式なお礼状は便箋に縦書きをするのが基本ですが、横書きでも、ハガキでも問題はないでしょう。一番大切なのは、すぐにお礼の気持ちを伝えることです。

[仲人夫妻(または知人のご夫婦)から出産祝いを頂いた場合の
お礼状の文例・例文]

 鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでいます。   
 大箸様ご夫妻におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
 本日は長女遊美(ゆみ)のためにかわいらしいベビー服をありがとうございました。お二人のお心遣いに、両親も主人も大変感激いたしております。お二人のお陰でこんなに幸せな日を迎えることができました。
 同封の写真は、先日退院の日に写したものです。まるまる太った娘を見て院長先生が「まるで横綱のようだね」とおっしゃいました。ご覧のように私の両親が孫を抱っこしたがりまして 私と宏さんが抱いている写真は一枚もありません。今から先が思いやられますね。
 お正月には、頂いたベビー服を着せてご挨拶にお伺いしたいと思っております。その頃には少しは娘も女の子らしくなっているといいねと、頂いた服を拝見しながら主人と楽しみにしております。
 季節の変わり目です。お二人ともどうぞご自愛くださいませ。ありがとうございました。
 五月一日
鈴木 宏
               幸子
 大箸様
  奥様
※宛名は必ずご夫婦両方をさして書きます。ご主人様は「姓」の方を。奥様は「奥様」と書きます。
[全体の流れ]
・時候の挨拶(季節を表わす言葉)
・相手の安否を尋ねる言葉
・冒頭には必ずお礼の言葉を
・赤ちゃんの名前と読み方を伝えます。
・家族全員で喜んでいる様子を伝えます。
・お礼状は必ず夫婦連名で出します。

[新婦の友人たちから出産祝いを頂いた場合のお礼状の文例・例文]

 蝉の声が夏の訪れを告げています。
このたびはベビーカーをありがとうございました。息子と一緒に外に出られるようになったらすぐに使える実用品を選んで下さるとはさすがに先輩ママたちだねと主人と話しております。機能的な上にデザインもかわいらしくて本当に嬉しく思っております。早速使わせていただきます。
 私も夫も初めての経験ばかりで、毎日汗だくになって格闘していますが、息子の純(じゅん)は親の苦労も知らずにいつも上機嫌で、ミルクを沢山飲んで夜も良く眠ります。義母からは「この子はずいぶん楽だねえ」と感心されました。
 落ち着いたら、息子を連れて顔を見せにいきます。これからもご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
今年の夏は例年になく暑さが厳しいようです。皆様どうかご自愛くださいませ。略儀ながら書中にてお礼申し上げます。ありがとうございました。
 かしこ 
  7月1日
新田太郎
花子
 加藤友子様
    皆様
※友人に対しては、肩のこらない文章で構いません。
[全体の流れ]
・時候の挨拶(季節を表わす言葉)
・頂いた出産祝いについて、必ずお礼の言葉を
・自分のことだけでなく、夫婦二人からの言葉としてお礼を述べます。
・赤ちゃんの名前と読み方を伝えます。
・おつきあいや支援をお願いする言葉などをわすれずに。
・結びの言葉(上記の文例の場合は「かしこ」)は、省略しても構いません。
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■ レイアウトの説明。縦書きの場合

赤字の数字をクリックすると説明にジャンプします。
この文例では、時候の挨拶として季節を表わすことばを用いています。
「吹く風に冬の気配を感じる頃となりました」→晩秋から冬にかけての時期をあらわしています。
文章の最初に書きます。
各月ごとの 時候の挨拶の文例は別ページで述べています。>>
安否を尋ねるあいさつを入れます。ビジネス文書で良く用いられるのは、「ご清栄」「ご清祥」などという言葉ですが、出産祝いのお礼状は個人的な礼状ですから、「ご健勝のことと」「お変わりなくお過ごしのことと」「お健やかにお過ごしのことと」など、相手の健康を気づかう言葉を用います。
例)「○○様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。」
につづく
[書き方解説](つづき)
本文の最初にまずはお礼を述べます。
上記の文例では、具体的に 『かわいらしい○○をありがとうございました』と書いていますが、もう少し漠然とした表現で、「お心遣いを頂きましてありがとうございました」などと書いてもよいでしょう。
  
本文の中文です。ここは自由文を書きます。できるだけ具体的に近況や喜んでいる様子などを述べます。
文中で、必ず赤ちゃんの名前と読み方にふれるようにします。
もし、お子さんのいないご夫婦にあててお礼状を出す場合には、あまり親バカぶりを発揮しない内容にするなど、配慮してください。
  
本文の結びには、今後のおつき合いや支援、またはご指導をお願いする文章を必ず入れます。
  
最後に相手の健康を気づかう言葉を入れます。
  
結びの言葉の代わりとして入れました。
下の方に寄せて書きます。
  
日付
本文よりも2〜3文字分、下げて書きます。
  
氏名
便箋の下のふちあたりで書き終えるようにします。
必ず夫婦連名にします。
  
宛名
便箋の上のふちあたりから書き始めるようにします。
先方がご夫婦の場合には、ご主人様は姓のみを「○○様」と書き、奥様に対しては「奥様」と書きます。
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※ここに載っていないお礼状についてはこちらで紹介しています>>