退職送別会での挨拶・スピーチ・お礼の言葉

退職送別会の挨拶・スピーチのページ。
会社や事業所などの職場において、退職者の送別会が行われることがあります。定年退職、結婚、転職のための退職、契約期間満了、早期退職など、退職の理由はさまざまです。このページでは、送別会の主役となる退職者の挨拶・スピーチと、送る側のお礼の挨拶の文例・例文をご紹介しています。
「退職送別会の挨拶・スピーチ・お礼の言葉」のページの内容
1. 送別会の流れ(進行)
2. 送別会での主な挨拶・スピーチ
(1) 送り手の「送別 の言葉・送る言葉」 定年退職の場合
(2) 送り手の「送別の言葉・送る言葉」 結婚退職の場合
(3) 送り手の「送別の言葉・送る言葉」 中途退職の場合
(4) 送られる側、主役の言葉(退職者挨拶) 定年退職の場合
(5) 送られる側、主役の言葉(退職者挨拶) 結婚退職の場合 次のページ
  あいさつ・スピーチ文例、メールの場合の文例・例文 次のページ
(6) 送られる側、主役の言葉(退職者挨拶) 中途退職の場合 次のページ
3. 送別会の日について(挨拶回り、挨拶の品物など) 次のページ
【参考ページ】
※参考ページ…退職の挨拶状・挨拶文>>>

1.送別会の流れ・進行(退職送別会とは?)

このページでは、送別会の挨拶と送別の言葉について紹介しています。
(退職する側の挨拶=退職挨拶と、送る側の挨拶=送別挨拶の両方について述べています)

送別会とは、職場などで、退職、定年退職される方に、これまでの労をねぎらい、お世話になったことを感謝し、新任地で、新天地で、または退職後の、健康や活躍と発展を祈り激励する会のことをさします。
サークルや部活動、クラブなどでも行なわれます。


【1】[送別会の流れ・進行]
1)開会宣言
2)送り手側による「退職者の略歴と人柄紹介」など。
3)乾杯
4)食事・宴会・歓談
5)送り手の「送別の言葉」
6)記念品授与など[←定年退職の場合。定年退職以外は省略の場合あり]
7)花束贈呈など[←結婚退職/寿退社や、定年退職の場合など。他は省略の場合あり]
8)退職者の挨拶(主役=送られる人の挨拶)・スピーチ
9)万歳三唱など[省略の場合あり]
10)閉会宣言

[※はみだし情報]
…定年退職などのお祝いの席に、出張や、遠方の事業所などのやむを得ない理由で出席できない場合には、祝電を打つことをおすすめします。※祝電のページへ>>

【2】[退職送別会で行なわれる挨拶・スピーチ]
※下記の番号は、上記の「流れ」と連動しています。
退職送別会で行なわれる挨拶・スピーチの順序と流れ
※項目の番号は、上記の「流れ」と連動しています。
1) 開会宣言
ポイント 文例・例文・例
・司会者が開会を宣言します。
・大げさなものではなく、 主役の氏名および、開始を知らせます。
「それではこれより、株式会社サンプル商事◯◯部、高橋和夫次長の送別会をとり行ないます」
あるいは、
「それではこれより、高橋和夫さんの送別会をはじめます」 など。
2)退職者の略歴と人柄紹介
ポイント 文例・例文・例
・司会者が右記のように述べます 「まずはじめに、◯◯部の山本部長より、高橋次長についてのご紹介をいただきます」
・退職者と同じ職場の上司が、簡単に主役の略歴と人柄を紹介します。

・順序としては乾杯の前なので、話が長くならないように注意します。
「高橋君は◯◯年に入社され、◯◯支店、◯◯支店、とずっと営業畑一筋でがんばってこられました。平成◯◯年からは現職につき、後進の指導にあたってこられましたが、このたびめでたく定年を迎えられ、◯月◯日をもちまして退職されるはこびとなりました。
 本日は高橋君のこれまでのご功労に敬意を表し、今後のご健勝とご発展をお祈りするために、同じ職場の皆さんにお集りいただきました。
どうか皆さん、時間の許す限り、語るも良し、歌うも良し、高橋君にこれまでの感謝の気持ちを伝えて下さい。」
5)送り手の「送る言葉・送別の言葉」
ポイント 文例・例文・例
・「送別の言葉
・ 主役に対し、感謝の気持ちとエールをこめて言葉を贈ります。

・ 主役と接する機会が最も多かった人物、または主役の業務を次に引き継ぐ人物などが望ましい人選だと思われます。
このページの別項目2でご説明します。

送り手のスピーチ(定年退職、結婚退職、中途退職)
8)主役の挨拶・スピーチ
ポイント 文例・例文・例
・「退職者の挨拶
・退職する人が、これまでの思い出をふりかえりながら、感謝の気持ちをこめて言葉を贈ります。
内容はこのページの別項目でご説明します。

主役のスピーチ(定年退職、結婚退職、中途退職)

2.退職送別会の挨拶・スピーチについて
(文例・例文・雛形・サンプル)

下記にご紹介するのは、退職送別会の挨拶・スピーチの文例、例文です。
退職の理由はさまざまありますので、送る側、送られる側というケース別に、3例ずつご紹介します。
実際にお使いになる場合にはそれぞれのケースに合わせて組み合わせを変えて、文章をアレンジして下さい。

【1】 送り手の送別の言葉 定年退職の場合 例文
・主役である退職者に対し、感謝の気持ちとエールをこめて送別の言葉を贈ります。

・ 主役と接する機会が最も多かった人物、または主役の業務を次に引き継ぐ人物などが望ましい人選だと思われます。
高橋部長。 長い間お世話になり、本当にありがとうございました。
私は入社時に◯◯支店で、当時、営業部のバリバリのエースとして活躍しておられた高橋部長に営業のイロハを一から教えていただきました。職場では非常に厳しい上司として、電話でのアポの取り方から、声の出し方、書類の作成方法まで、みっちり叩き込まれました。
部長は今もダンディですが、当時も今でいうイケメンでして、仕事以外にも酒の飲み方から女性の口説き方まで、こちらもみっちり仕込まれました。女性が苦手だった私が妻と無事に結婚ができたのも高橋部長のおかげと、心から感謝しております。
その後の異動で、ずっと別々の職場におりましたが、ご縁があって、こうしてまた高橋部長と机を並べて、最後の一年間をともに過ごすことができました。
久しぶりに再会した高橋部長は、声も身体も以前よりさらにパワーアップしておられました。私は部長が若手を指導しておられる姿を横で拝見しながら、自分の入社当時を懐かしく思い出すことが何度あったかわかりません。
このたびめでたく定年を迎えられ、退社されることは本当に名残り惜しく、まだまだ教えて頂きたいことが沢山あるような気がいたします。今後も変わらぬ 後進の指導をお願い申し上げると共に、どうか健康に留意され、お元気でご活躍ください。 今まで本当にお世話になりました。ありがとうございました。
[その他の使えるフレーズ文例・例文]
・つつがなくご退職の日を迎えられましたことを、心よりお祝い申し上げます。

・これまでの様々なご功労に敬意を表し、感謝申し上げると共に、今後のご活躍とご健勝をお祈りいたします。

・◯◯部長、長い間本当にお世話になりました。本日つつがなくこの日を迎えられましたことを心よりお慶び申し上げます。
【2】 送り手の送別の言葉 結婚退職の場合 例文
・主役である退職者に対し、感謝の気持ちと新たなスタートを祝う気持ちをこめて送別の言葉を贈ります。

・ 主役と接する機会が最も多かった人物、または主役の業務を次に引き継ぐ人物などが望ましい人選だと思われます。
兼子さん。短い間でしたが、本当にお世話になりました。
私が初めて兼子さんにお会いしたのは、今からちょうど◯年前です。中途入社の私は、パソコンのデータ入力の操作を教えて頂いたのがきっかけで、ランチをご一緒するようになりました 。
一緒にいて驚いたのは、外回りの皆さんが会社に戻ってくると、必ず兼子さんに声をかけることです。「俺に、電話なかった?」「例のやつ、届いてる?」。
さらに驚いたことに、会社にいる間でも、「兼子さん、アレ、どこにあるんだっけ?」「この前のやつ、どうした?」といった具合です。
「アレはどこにある?」、「この前のやつ、どうした?」…まるで熟年夫婦の会話です。
私は兼子さんがどれだけ周りの皆さんに頼りにされているのかを肌で感じてきました。
今回、 兼子さんが結婚退職されると聞いて、一番落ち込んでいるのは、営業のみなさんではないでしょうか。
残された私たちが、全員で兼子さんの何万分の一ずつを受け持って、それでも兼子さんみたいになるのには、何年かかるかわかりません。
お別れするのは本当に寂しいのですが、おめでたい話なので涙をぐっとこらえることにします。兼子さんの末永いお幸せを心よりお祈りいたしまして、私たちからの送別の言葉とさせて頂きます。 今までお世話になりました。ありがとうございました。
[その他の使えるフレーズ文例・例文]
・◯◯さんなら、持ち前のやる気とバイタリティーで主婦業も完璧にこなしていかれるのではないかと思います。

・どうか、時々は元気な顔を見せて下さい。

・◯◯さんを失うのは、私自身非常に寂しく、当社にとっても本当に痛手なのですが、おめでたい話なので、笑顔でお送りしたいと思います。
★まだ間に合う!
届け先の近くのお花屋さんが 直接手渡しでお届け。
当日配達もOK
【3】送り手の送別の言葉 中途退職の場合 例文
・主役である退職者に対し、感謝の気持ちをこめて言葉を贈ります。

・ 主役の上司、主役と接する機会が最も多かった人物、または主役の業務を次に引き継ぐ人物などが望ましい人選だと思われます。
林くん。今までお世話になりました。お疲れさまでした。
林くんは、入社12年になられます。
仕事の上で優秀であるだけでなく、 社内からも社外からも信頼され、職場のエースとして常にトップを走って来られました。
今でも忘れられないのは、ちょうど5年前、業務の合理化や見直しをすすめる中で、◯◯技研との取引を打ち切るという話が部内で持ち上がったときのことです。林くんは「自分に3ケ月時間を下さい」と言い出しました。彼にしてはめずらしく断固とした口調で反対したので、私は「これは何か考えがあるんだな」と思い、彼に一任することにしました。
その後3ケ月の間、会社での勤務が明けると、土曜も日曜もなく◯◯技研に通い、工場長や現場の技師と一緒になって開発した◯◯が、皆さんご存じのとおり今では同社の主力商品の一つに育っています。
私たちは皆、彼の若い熱意と、行動力と、人柄に惚れました。◯◯技研の社長は、今でも酒の席で目に涙をためて林くんの話をします。
ちょうど1ケ月前、私は林くんから「新しい仕事に就きたい」ということで、相談を受けました。
正直、林くんのような人材を失うことは当社にとってかなりの痛手なのですが、林くんの人生というものを考えたときに、これは彼にとって必要なステップだと考え、歓んで拍手でお送りすることにしました。
林くん、今までお世話になりました。新しい仕事に就かれましても、これまでの経験を生かし、ご活躍されるものと期待しております。
ご活躍とご発展をお祈り申し上げます。 皆さん、盛大な拍手で送り出しましょう。
[その他の使えるフレーズ文例・例文]
・◯◯さんなら、新しい職場でもこれまで以上の成果を上げられるものと思います。

・どうか、時々は元気な顔を見せて下さい。

・簡単ではございますが、以上をもちまして送別の言葉とさせていただきます。
【4】送られる側、主役の言葉(退職者挨拶) 
定年退職の場合 例文 A
・これまでの職歴をふりかえり、感謝の気持ちと今後の抱負を述べます。

・ダラダラと長くなりすぎないように注意します。

※例文Aと例文Bを載せています。  
ただいまご紹介に預かりました武部でございます。
(↑↑ 小さな集まりの場合は、この一文は省略してください)
早いもので、入社以来◯◯年になります。
私が入社した頃は、先代がまだお元気で、当時新入社員だった私は「商人の心得」「商いのイロハ」を一から教えていただきました。会社が大きくなっていくのに合わせて、私も年齢を重ねてきたわけです。
今の事務所に移転してから、もうすぐ◯年になりますが、思い起こせば壁のシミや机の傷ひとつひとつに懐かしい思い出がいっぱいあります。これまでの1年1年が、努力と歓びと苦労のつみ重ねでした。
経理、営業、人事、製造管理、総務、と経験してきた中で、私が一番忘れられないのは、ちょうど◯◯年前、初めて転勤を命じられ、◯◯工場に勤務を命じられたときのことです。
ちょうど当社が、会社としての合理化に着手したばかりの年で、本社から通 達される人員整理の報せに、現場での反発は相当のものでした。
それまで本社にいた私は、彼らにとっては敵の先鋒であり、不平の鉾先でもあります。
毎晩のように酒を酌み交わし、腹を割って、納得がいくまで語り合いました。
最終的に問題点を洗い出し、それを解決することを条件に、本社に対して「◯◯工場リストラゼロ」を確約させたのは本当に根気のいる作業でした。
その後1年間は、まさに無我夢中で現場と一丸となって仕事をし、目標の◯◯◯を達成することができました。
今でも◯◯工場での◯年間は私の心の勲章のようなもので、忘れられない思い出となっています 。
このたびの退職にあたり、ここ数日はこれまでの◯年間を振り返っておりました。
嬉しかったこと、苦しかったこと、いろんな場面が思いおこされますが、このような温かい上司、同僚、優れた部下に恵まれ、自分の力を存分に発揮できる職場と巡り合えたことは、私にとって最高の幸せであったと感慨を新たにしております。
社長をはじめ、社の皆さんには、本当にお世話になりました。 最後に皆様のご健勝とご活躍を、そして◯◯株式会社のご発展をお祈り申し上げ、お礼の挨拶とさせていただきます。
長い間本当にありがとうございました。
退職者の挨拶状(社内・社外)の文例・例文はこちら>>>
【4】送られる側、主役の言葉(退職者挨拶) 
定年退職の場合 例文 B
今夜は私のためにこのような盛大な送別会を開いていただき、本当にありがとうございます。また先程は社長をはじめ皆様から身に余るお言葉を頂き、感謝の念に耐えません。
この◯◯年、長いようであっと言う間だったような気がしております。
最初は◯◯にて入社し、◯◯の仕事から、◯◯部に異動、その後、◯◯を経てからは◯◯分野ひとすじで勤務してまいりました。
ここひと月ほどは、引き継ぎや残務整理のために、自分が関わった仕事についての書類を見直す機会が多く、苦労した頃の事や嬉しかったこと、お世話になった皆さんのお顔を思い出しておりました。
若い人たちには笑われるかもしれませんが、私にとって会社は生活の一部であり、仕事はこれまで生きてきた証(あかし)と申しますか、人生そのものでした。
 書店には、定年に関する書籍が多数並んでいます。我々のように常に競争にさらされて生きてきた世代にとって、明日からどう過ごすか、何をして過ごすかは非常に重要な関心事だと思います。
 かくいう私自身もまさに仕事一筋で過ごして参りましたので、暇を持て余すのではないか、喪失感に悩まされるのではないかと、ほんの1年前までは心配でたまりませんでした。
  10ヶ月ほど前になりますが、学生時代の友人から誘われて、ボランティアで地域の小学校の課外活動の指導員を始めたところ、これが実に楽しく、子供達も非常に喜んでくれまして、最近では毎週末が待ち遠しく、これこそ私が情熱と時間を注ぐのにふさわしいと思うようになりました。
幸い、妻も応援してくれておりますので、次年度はどんな課題を教えようかとカリキュラム作りの準備を始めているところです。
 社長をはじめ、社の皆さんには、本当にお世話になりました。
こうしてつつがなくこの日を迎えることができましたのも、理解のある上司、心を割って話し合える同僚、優れた部下に恵まれたおかげと心より感謝をいたしております。また、、自分の力を存分に発揮できる職場と巡り合えたことは、私にとって最高の幸せであったと感慨を新たにしております。
 最後に皆様のご健勝とご活躍を、そして◯◯株式会社のご発展をお祈り申し上げ、お礼の挨拶とさせていただきます。

本当にありがとうございました。
[その他の定年退職の挨拶「退職の挨拶文」に使えるフレーズ文例]
・早いもので、入社以来◯◯年になります。
一貫して経理畑で過ごして参りましたので、世間知らずで融通 のきかない面もあったかもしれませんが、自分なりに「会社にはひとりぐらいこういう人間も必要なんだ」という信念をもってやってまいりました。

・こうして皆さんの顔を拝見しておりますと、どの顔もみな懐かしく、大好きな笑顔でいっぱいでございます。

・退職後は◯◯の田舎で、妻と一緒に趣味の畑仕事をして過ごしたいと思っています。

・このたびの退職にあたり、社長からぜひ社に残るようにとのお言葉も頂戴しましたが、これ以上私のようなものが社に残るのはむしろ労害、若い人がどんどん活躍できる場になっていかなくては、と辞退をさせて頂きました。

・このたびの退職にあたり、社長からぜひ社に残るようにとのお言葉も頂戴しましたが、この日の退職は妻とも相談して以前から決めていたことですので、我がままを通させて頂きました。
(5) 送られる側、主役の言葉(退職者挨拶) 結婚退職の場合 次のページ
  あいさつ・スピーチ文例、メールの場合の文例・例文 次のページ
(6) 送られる側、主役の言葉(退職者挨拶) 中途退職の場合 次のページ
3. 送別会の日について(挨拶回り、挨拶の品物など) 次のページ
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