お見舞いの花》病気/病院/入院/相場/入院中/花言葉/花束/贈る/春/夏/秋/冬

お見舞いの花のページ。病気の時のお見舞いに際して、代表的なお見舞いの品は「花」と「果物」ですが、鉢植えの花は根付く(=寝付く)と言って嫌われます。 果物も、病状によっては食べられないものもあります。
お花を贈る場合は、花束は花瓶がなくて飾れない場合がありますので、花籠に入ったフラワーアレンジなどをおすすめします。
最近はお見舞いのお花を禁止している病院もあります。事前に確認しましょう。
………このページの内容………
お見舞いに贈る花
 フラワーアレンジがおすすめ
 お見舞に向かない花
 季節ごとのお見舞の花(春・夏・秋・冬)
お見舞いのマナー

■ お見舞いに贈る花

フラワーアレンジがおすすめです。
お見舞いのお花を持参する時は、鉢植えの花は避けます。

ガーベラを用いたフラワーアレンジ
ガーベラのフラワーアレンジの例1
花束を持参する場合は、飾るときのことを考えると花瓶が必要になりますので、簡単に飾ることのできるフラワーアレンジをおすすめします。
病室の広さを考えて、あまり大きくなりすぎないように しましょう。

今回ご紹介するガーベラは、色も綺麗ですし、華やかで人気の花です。
何よりも嬉しいのは、値段が手頃で、しかも見栄えがする点です。
ガーベラの花言葉:希望、神秘
花言葉は色によって異なります。
ピンクのガーベラは、崇高な美しさ。
オレンジのガーベラは、我慢強さ。
黄色のガーベラは、究極の美しさ。

ガーベラのフラワーアレンジの例2
アレンジの色調にも気を配りましょう。
オレンジは、元気が出る色調。
パステルカラーのアレンジは誰にでも好き嫌いがなく、喜ばれます。

その他に、季節は限定されますが、あじさいはいかがでしょう。紫陽花(あじさい)の花言葉は「元気な女性」。
紫陽花の色が変化するように、病気の回復を祈ります。

■ お見舞に向かない花。禁止・NG

お花の種類によってはお見舞に向かないとされる花もあります。基本的な考え方としては、縁起が悪い、周囲の人に迷惑をかける(入院中の場合には特に)といった可能性のある花はNGです。下記にいくつかの例をご紹介します。
鉢植えの花…冒頭で述べたとおり、根付く=寝付くとされ、縁起が悪いと考えられています。お見舞の花としてはNGです。入院見舞にもNGです。
椿…昔から良く知られているのは椿の花。花首がポトリと落ちることから武士たちは縁起が悪いとしていたそうです(熊本では逆に散り際が潔いとされたという節もありますが…)。縁起が悪いということは、 お見舞いにも向かないと考えましょう。
青と白、紫と白だけの花束やアレンジ…不祝儀の時に使われやすい色の組み合わせは、縁起が悪いですし、受け取った方からも「葬儀用の供花みたいだ」と思われてしまいます。できれば青と白、紫と白、黄色と白だけの組み合わせは避け、元気が出る明るい色を組み合わせましょう。
菊だけの花束やアレンジ …不祝儀の時に使われやすい花の組み合わせは、縁起が悪いですし、受け取った方からも「葬儀用の供花みたいだ」と思われてしまいます。できれば避けたいものです。
香りが強い花 …病室に強い花の香りが充満するのは苦痛なものです。ゆりなどの香りの強い花をお見舞に贈るのはNGとされます。
※ご注意
病院に届ける場合には、病室の番号や、個室・同室者の有無なども確認しておきます。花束の場合には花瓶も必要となるためできればアレンジの方が無難です。
病院によっては、お見舞いの花を禁止している病院もあります。また、病棟や階(フロア)で禁止するエリアを分けているケースもあります(アレルギーや感染症予防などの理由)。事前に電話で確認する事をおすすめします。
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■ 季節ごとのお見舞いの花。春・夏・秋・冬

病院などに入院されている方へのお見舞いには、季節感のあるお花も喜ばれるものです。
但し、バラは季節を問わず一年中使われます。
春のお見舞いの花…チューリップ(2〜4月)、ライラック。バラ(5〜6月)、ガーベラ(春〜秋)、カーネーション(4〜6月)、アルストロメリア(5月〜7月)、トルコキキョウ(3〜6月)
夏のお見舞いの花…紫陽花(初夏5〜6月)、ひまわり(夏)、ガーベラ(春〜秋)、スイートピー(初夏5〜6月)。アルストロメリア(5月〜7月 ※秋参照)、デンファレ(6〜9月)、カラー(6〜7月)、ヒベリカム(6〜7月)
秋のお見舞いの花…ガーベラ(春〜秋)、ケイトウ(8〜10月)、ダイヤモンドリリー(10〜11月)アルストロメリア(四季咲きという品種は11月まで)、スプレーマム(11〜1月)、ポットマム(※但しフラワーアレンジ用として使用。11〜1月)
冬のお見舞いの花…水仙(冬)オンシジウム(11〜1月)、シンビジウム(12〜4月)、スプレーマム(11〜1月)、ポットマム(※但しフラワーアレンジ用として使用。11〜1月)
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■ お見舞いのマナー

大勢でおしかけない。長居はしない。

お見舞いに伺う前に、できるだけ電話などで家族に病状を尋ねます。
病気見舞い
ポイント
●入院直後のお見舞いは避け、回復に向かい始めた頃にします。
 
●病室では 長居しないように心掛けます。
 また、多人数でおしかけたり、家族以外が小さな子供連れで行くのも非 常識でしょう。
●のしをつけて品物を持参したり、熨斗袋に現金を入れて持参する場合は、右の画像のような白赤の結び切りの水引きとなります。
祝儀袋に抵抗があれば、白い 封筒でも良いでしょう。くれぐれも、 不祝儀袋は用いないように注意しましょう。
●金額相場
お見舞いに花を贈る場合の予算としては5,0000円程度から(金額は相手との関係によります。コンパクトなアレンジなら4,000円〜。)
残念ながらお花の場合にはあまり予算が安いと貧弱な構成になってしまうこともあるようです。
表書き・のし・水引

のしの書き方例
御見舞
結びきり

◎表書き
上段
 御見舞・お見舞・御伺い・ 祈御全快など。
下段
 あなたの名字を書きます。
 会社でのお見舞いの場合は、社名を中央右 に書き、左側に社長の名前などを書きます。
◎のし
 つける。病気を「のばす」と受け取る人もおり、つけない場合も。
◎水引
 白赤の結びきりを。
快気祝い
ポイント
●一般的に、お見舞いの額の3分の1程度の品物でお返しをします。
●お返しの時期は、退院・床上げ・復帰から10日以内位を目安にします。
●きれいさっぱり治った、として、石鹸や砂糖、お菓子など、後に残らない物を贈るのが一般的です。
 【快気祝のページへ】
表書き・のし・水引

のしの書き方例
快気祝
結びきり

◎表書き
上段
 快気祝・快気内祝など。
下段
 回復した人の名前を書きます
◎のし
 つける
◎水引
 白赤の結びきりを。