結婚式 二次会の会費》披露宴・会費制/相場/平均/服装/封筒/渡し方/ご祝儀

結婚式、披露宴の二次会の会費のページ。結婚式の時の披露宴とは別に、ごく親しい友人・知人だけで行うお祝いの会を二次会と言います。
披露宴とは異なり二次会は友人たちが発起人となって幹事や世話役を引き受けるのが一般的です(もちろん新郎新婦が自分から友人・知人に幹事を依頼する例もあります)。特に二次会を披露宴当日に行なう場合には、会場探しはもちろんのこと、会費に関しても新郎新婦と相談して決めます。このページでは結婚式の二次会の会費について説明します。
このページの内容
1. 結婚式・披露宴の二次会について
2. 結婚式、披露宴の二次会の準備
 ・幹事を頼まれたら・会場選び・会費
3. 結婚式の二次会の招待状・案内状がきたら
 ・返信のしかた・会費の払い方・渡し方

■1. 結婚式・披露宴の二次会について

二次会とは、結婚式・披露宴とは別に、ごく親しい友人が幹事になって開く、新郎新婦の結婚を祝福する会のことです。普通は披露宴の後で行なわれることが多いため、披露宴(一次会)に対し、二次会と言います。
 結婚式の二次会は、上述のように新郎新婦の友人が発起人になって幹事を引き受けるケースが大半ですが、職場関係の出席者が多い場合などは、新郎新婦から二次会の幹事を依頼されるケースもあると思います。
二次会は会費制の場合が多いのですが、幹事を依頼された場合や、二次会に招待された場合に備えて、基礎的なマナーを心得ておきましょう。

[結婚式の二次会のマナーと基礎知識]

[1]二次会の準備
  ・なにを準備すればいいの?
  ・いつまでに準備すればいいの?
  ・幹事の役割は?
  ・会費の相場は?
  ・会費を決める際のポイントは?
[2]二次会に招待されたら
  ・招待状の返信はどうすればいいの?
  ・二次会の会費ものし袋・祝儀袋に入れて持っていくの?
  ・会費は不要と言われたら?
  ・二次会の服装は?
このページでは上記の質問について順番にお答えをします。
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■2. 結婚式、披露宴の二次会の準備

それでは、結婚式の二次会の準備に必要なものを考えてみましょう。
何をいつまでに準備すれば良いのか、参考になさってください。
まずは、二次会の会費を決める際に必要なポイントと相場を考えてみましょう。
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2-1.二次会の会費を決める際のポイント
1)二次会の会費の平均や相場はどのくらいか?
◆二次会の会費は、地方によって異なる
・やはり東京をはじめとする関東周辺は二次会の会費も高いようです。
・地方よりも都会の方が二次会の会費が高い傾向があります。
◆二次会の会費は、会場のランクによって異なる
・披露宴のあと、ホテルでそのまま二次会を行なう場合などは会費も高くなります。
・カジュアルなレストランや、居酒屋で二次会を行なう場合は会費も比較的安くなります。
・カラオケルームでの二次会は、会場のランクと料理によって異なります。オードブル+飲み放題という場合には、3,150円〜くらい。料理が出る場合には、4,500円〜くらいが目安となります。
◆二次会の会費には、ゲームの景品や余興、新郎新婦の飲食代も込みで計算
・新郎新婦はゲスト扱いとなります。新郎新婦の飲食代も出席者の会費から捻出します。
・例えばビンゴゲームを行なう場合の景品、カラオケの利用料も会費から捻出します。
 
2)会費制の二次会の会費の金額はどのくらいか?
◆二次会の会費(平均金額・金額相場)
・二次会の会費は、3,000円〜7,000円が大半です。地方では5,000円程度がほとんどであっても、東京の二次会ではもっと高めの会費設定もあるようです。しかし披露宴と二次会の両方に出席する人もいますので金額の設定には配慮が必要です。
・最近は、ホテルでもリーズナブルな料金の二次会プランがありますね。
オードブル+フリードリンクぐらいなら、会場代込みで3,000円くらいからありますし、女性が喜ぶようなデザートやフルーツまでついても4,000円くらいでおさまるプランもあります。こうした飲食代や会場代とは別に、会費の中からゲームの景品代や新郎新婦の分などを捻出しなくてはならないため、その分を加味したものが会費となります。
  但し、景品を豪華なものにするためという理由で二次会の会費をむやみに高く設定するのはNGです。高い会費がゲームの景品のためとわかるのは出席者も不快なものです。
・もちろん会費の収入だけですべての費用をまかなうべきという決まりはありませんので、例えば筆者の知人には、「二次会の会費があまり高くなるのは申し訳ない」と考えて、会費を@3,000円に設定し、足が出た分をすべて新郎新婦が負担したカップルもおりますが、あくまでも幹事ではなく新郎新婦の意見を尊重して会費を決めていってください。
[予算の考え方1]
・二次会を会費制にする場合には、会費をいくらにするのかを決めます。
・人数×単価で、おおまかな予算を組みます。ゲームや余興で賞品・景品を用意する場合は、飲食分をけずります。
景品の単価(金額)と数を決めますが、できれば参加賞のような形で、全員に景品(またはそれに代わるもの)が行き渡ると良いと思います。ハズレなし、というわけです。
[予算の考え方2]
※上記の例では、会費で二次会の費用のすべてをまかなう例ですが、披露宴の出席者にとっては、結婚式+二次会で出費もかさむもの…会費をいくらに設定するのかが悩ましいところです。
 大まかに2つの考え方があると思います。
 1つは、ゲストから集める会費で二次会のすべてをまかまうという考え方。これは、本当に新郎新婦の友人が主体的になって主催する二次会のケースです。友だち同士、お互いの結婚式の際にそれぞれ負担するのだから今回は全額負担してもらいます。やがては友人の結婚式の二次会の際には新郎新婦も支払うことになり、お互い様という考え方です。
 もう1つは、新郎新婦が招待するのが二次会という立場で、ゲストから徴集する二次会の会費を「気持ちだけ」とするものです。
 
3)会費制の二次会の注意点
◆結婚式・披露宴と二次会の両方に出席する人の会費はどうする?
・「結婚式・披露宴」と「二次会」の両方に出席する友人は多いと思います。出席者のお財布事情によっては、結婚祝いのご祝儀と、二次会の会費を合わせると、結構な出費になりますね。
・幹事が企画する際に、会費を決めなくてはなりませんが、披露宴から続いて二次会に出るという出席者に配慮して(披露宴と二次会の)両方に出席する人は二次会の会費を少し少なくするというプランと、全員一律の会費にするプランがあります。幹事になったら、まずは新郎新婦の気持ちを良く聞いて、会費を2タイプにわけるか、全員一律にするかを決めます。
・決まりはありませんが、一般的には、二次会の会費は全員一律です。二次会に出席する人はごく親しい友だちどうしですから、相手の結婚式の時には出費をしても、自分の結婚式の時にはお世話になるものです。「お互い様」ということで、割り切っても良いと思います。
 金額に差があると、受付も煩雑になりますし、会費に差があることを知ると不快に思う人もいらっしゃるかもしれません。
・逆に、二次会を「ごく内輪のお披露目会」兼「新郎新婦からのお礼の会」という形にして会費を新郎新婦が負担し、出席者は全員無料というケースもあります。この場合、出席者がどうしても出資したい場合には、会費と言う形で現金をそのまま出すのではなく「結婚祝」「ご祝儀」という形で別 途渡します。
 
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次に、二次会の準備についてざっとおさらいしてみましょう。
2-2.二次会の準備
いつまでに ( 時期)何を準備するのか (項目)
3ヶ月前までに
 ◆二次会の幹事を決める
 発起人がいない場合には、新郎新婦がそれぞれの友人に依頼をします。
◆幹事と、新郎新婦で顔合わせと打合せをする。
※まだ決定でなくても構いません。幹事を引き受けたら、以下の項目について新郎・新婦の希望を聞き取ります。
(1)日程
(2)披露宴の場所、最寄り駅
(3)披露宴の終了予定時刻
(4)二次会を希望するエリア
(5)二次会の開始希望時刻、終了希望時刻
(6)二次会参加見込み人数(新郎側、新婦側)
(7)新郎、新婦の希望、リクエスト
※新郎新婦が希望する会費の金額も聞いておくようにします。
3ヶ月前
 ◆役割分担決定、各係の決定
準備と、当日のそれぞれについて役割分担を決めます。
●準備企画の役割分担
・二次会の会場選定、二次会の会費の決定
・二次会の会場予約、会場との打ち合わせ、
・当日のプログラム企画、準備
・招待客への案内状、参加人数のチェック
●当日の役割分担
・受付係(会費の徴収)
・司会進行係
・撮影係
・準備サポート
・会計(幹事または受付係・会費徴収係が兼務する場合もあります)
2-2.二次会の準備
いつまでに ( 時期)何を準備するのか (項目)
2ヶ月前
 ・二次会の招待客のリストアップ
・二次会の案内状(招待状)の作成と発送
1ヶ月前
 ・二次会の出席人数集計と確認(返信はがきの集計)
・会費収入見込み金額と予算の再チェック
・当日のプログラム打ち合わせ
2週間前
 ・当日のプログラム決定と準備
・会場との打ち合わせ
当日
 ・会場設営準備
(会費預かり受付場所の確認、コートなどの預かり場所の確認)
・事前チェック
※二次会の準備の詳細と当日の流れについては、「二次会の幹事のページへ
二次会終了後
 二次会が終了したら、できるだけ早い時期に会費を集計し、当日の支払いを済ませるとともに、請求書、領収書と合わせて新郎新婦に収支報告をします。
二次会には出席しない新郎新婦の両親から「二次会に使って下さい」とカンパなどを頂戴するケースも多いと思いますが、ありがたく頂戴し、予算に組み入れるとともに、司会者は二次会の中で「なお、今日の二次会に役立てて欲しいということで、新郎新婦のご両親からカンパを頂戴しております」などと参加者の前できちんと報告するようにします。
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■3.結婚式の二次会の招待状・案内状がきたら

二次会の案内状・招待状が来たら、締めきりまで日程の余裕があっても、なるべく早めに返信を出します。幹事さんは会場の予約や準備手配がありますので早めに返信をしてあげましょう。
返信ハガキで出欠を知らせる場合も多いと思います。
往復ハガキの返信を出す場合には、中央の折り目のところで、ハガキを縦2つに切り、返信の方だけをポストに投函します(切り取らないと、送料が余分にかかってしまいますので注意してください。)
※二次会の案内状、招待状の書き方と文例はこちら>>>
返信の宛名書き

返信の表書き

返信する際には、相手の氏名の下に敬称を書く
氏名の下の「行」を(または氏名の左下の「行」を)二重斜線(二本斜線)で消し、「様」と黒ペンで手書きします。
★ご参考までに往復ハガキの返信の書き方もご説明します。
往復はがきの返信例

「御」という字は回答者に対する敬語として使われています。返信をする時には、自分に関わることで「御」がついた部分は二重斜線(二本斜線)で消し、出席または欠席を○で囲みます。囲まなかった方は、縦二重線で消しておきます。
空いたスペースには、一言メッセージを添えるとさらに良いでしょう。もし欠席をする場合には新郎新婦へのお祝いコメントや自分の近況を知らせる一文をぜひ書いてください。
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最後に会費制の二次会の場合の、会費の払い方について説明します。
二次会の会費の払い方
1)会費の払い方・渡し方
[会費袋](会費を入れる封筒)
・二次会の会費は熨斗袋(ご祝儀袋)にいれる必要はありません。ふつうは、当日受付で現金を出して払います。どうしても現金を裸で出すことに違和感がある場合には、無地の封筒に入れて受付に渡します。
[お札]
・細かいマナーですが、硬貨は混ざらないようにし、紙幣で支払います。新札にする必要はありませんが、汚れたお札やシワシワのお札は避けます。
また、 できるだけお釣がいらないように払うのがマナーです。
[会費の渡し方]
結婚式の受付と同様に「このたびはおめでとうございます」と述べて会費を受付で渡します。親しい人が幹事をしていたらねぎらいの言葉をかけても良いでしょう。
 
2)お祝いを渡したい
・二次会だけに出席する人の中には、結婚のお祝いを渡したい人もいると思います。そんな時は会費にプラスしてお祝いを渡すのではなく、会費は会費として規定の金額を支払い、お祝いは「ご祝儀」として別途渡すか、品物として事前に贈るようにします。
 例えば二次会だけに出席する友人同士で出資すると、まとまった金額になりますね。
 二次会の会費は不要と言われた場合でも、結婚祝いの形で出す事はできます。ご祝儀の形で現金を別途用意するか、品物の形で贈ります。
なお、「結婚祝いのご祝儀」ののしの書き方はこちら>>>
 
なお、二次会の服装については別のページで説明します。>>>
二次会の服装の基本は以下の3つです。
1)会場の格にあわせること
2)主役より華美にならないこと
3)披露宴からそのまま移動する場合には、そのままの服装でかまわないが、小物でアレンジしても良い。
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