結婚の挨拶》お礼状/男性/女性/手土産/服装/スーツ/両親/挨拶の言葉/手紙

結婚の挨拶のページ。
二人の間で結婚の意志が固まったら、まずはお互いの両親に挨拶に伺います。親と同居している独身者以外は「相手のご両親にお目にかかるのも初めて」というケースも多いはずです。このページでは相手の両親への結婚の挨拶のしかたや服装、先方のご都合を確認してからご挨拶に伺う…等の訪問時のマナーと敬語、結婚の挨拶に関連するいくつかのポイントをご紹介します。

1.両親への結婚の挨拶

結婚が決まったら、それぞれのご両親にご挨拶に伺います。
事前の準備を含めて、順序とマナーのポイントをご説明します。
順序・順番がわかりやすいように時系列の表にしてみました。
順番ポイント説 明

(1)女性のご両親への結婚の挨拶(彼女の両親にあいさつ)

(1)-1. 挨拶に伺う前日までにすること
●ご都合をきちんと 確認してから伺う。
 ●女性宅に伺う際は女性が自分の両親の都合を聞きます。
できるだけご両親の仕事が休みの日が良いでしょう。
●もし全く初めての自宅訪問であれば、ご両親から「一緒に食事でも」という指定のない限り、食事時を避けるのがマナーです。
【例えばどんな風に切り出す?】
● 初めての訪問であれば「紹介したい人がいる」ということで両親の都合を聞きます。
●紹介済みの相手であれば、「彼が『大切な話があるので、改めてお父さんとお母さんにお目にかかりたい』と言っている」などと伝えます。
●服装の準備
 ●当日着て行く服装を準備しておきます。男性はスーツが望ましいと思います。
●靴下(穴のあいたものはNG)や、ハンカチ(清潔できちんとアイロンのかかったもの)なども忘れずにチェックしておきましょう。靴もきれいに磨いておきます。
●手土産の検討と用意
 ●男性が持参する手土産は、女性のご両親が好きなものが良いと思います。事前に二人で情報交換をしましょう。
※一般的には、お菓子やお酒などの、いわゆる「消えもの」が無難です。調理に手間がかかるものよりも、手間をかけずに食べられるものを持参します。インテリアやファッション関連のものは避けます。
●日持ちがするものなら前日までに用意しても良いと思います。
●いかにも急に気付いてあわてて買ったという印象を与えるので、先方の近所では買わないこと。
●ふろしきで包むのが正式ですが、買った店の紙袋でも良いでしょう。
●のしは不要ですが、もしつける場合はお店の人には「外のし」で包装を依頼しましょう。お二人のご縁が二度とほどけないように紅白の結び切りののしを用います。
もしのしをつける場合、初対面でご挨拶に伺う場合は、上段に「御挨拶」下段に彼の姓を書きます。
すでに結婚を許して頂いた上で改めてご挨拶に伺う場合には上段は「御土産」「寿」、下段は姓のみ。
●交通アクセスの確認
 ●初めての訪問なら最寄り駅からの道順や、目標となる建物なども、聞いておきます。ネット上で地図サービスのサイトを活用したり、車ならナビゲーションで、先方までの所要時間もチェックしておきましょう。駐車場の確認も忘れずに行います。
●話題の準備
 ●男性は、家庭環境、仕事、収入、趣味、結婚後の生活設計などについて、聞かれたら答えられるようにしておきましょう。
(もしも、できちゃった結婚の場合には、結婚後のことや子供のことについて少し具体的なこともできるだけ考えておくようにします。)
●できれば当日何かと話題に困らないように、事前に女性の両親(特に女性の父親)の趣味などについて情報をもらっておきましょう。
●(更に、これはあくまでも参考例ですが)すぐにご両親に気に入られて、いきなり結婚式について具体的な話になったという例も耳にします。気が早いかもしれませんが、結婚式の時期(あくまでも希望、として)や、仲人や媒酌人を誰かにお願いするかどうかなど、具体的な結婚式のプランについて少しだけでも二人で話し合っておきましょう。
(1). 女性のご両親への結婚の挨拶 (続き)
(1)-2. 当日
●服装はきちんと
 ●男性はできればスーツで。 女性も自分の両親のところに彼が挨拶に来る際に同席することになります。相手の服装とのバランスを考え、あまりカジュアルになりすぎないようにしましょう。
●雨の日であれば替えの靴下を持参して、床を汚さないようにします。
●手土産を持参する
 ●先方のご両親が好きなものが良いでしょう。
●到着時刻
 ●早く着き過ぎるのは、マナー違反。約束の前後5分位に着くのがベストです。
●呼び鈴、チャイムのマナー
 ●冬の場合は、呼び鈴を押す前にコートを脱いでから訪問するのがマナーです。更に、髪型の乱れや靴の汚れなども最終チェックをしてから呼び鈴を押します。
●チャイムやインターホンは1回だけ押して、しばらく待ちます。何度もせかすように押さないようにしましょう。
●ドアが開くまで、1メートル位手前で姿勢よく待つようにします。
●玄関口でのマナー
 (女性側は、母親と娘または、母・娘のどちらか片方が出迎えます)
●まず、ドアをきちんと閉めます。
●まずは立ったままで挨拶をします。正式なあいさつは中に通されてからするので簡単でよいでしょう。
「見本太朗と申します。本日はお忙しいところお邪魔しまして申し訳ありません。」
● 相手の目を見て言葉を述べてから、おじぎをします。 どうぞと言われてから「ありがとうございます。失礼します」と述べて、靴を脱ぎます。
相手にお尻を向けずにそのままの向きで上がります。上がったら、身体の向き90度〜130度程度変えてしゃがみ(完全にお尻を向けてしまわないように注意)、靴の向きを180度回転させます。
女性(娘)が応対に出た場合には、彼の靴の向きを変えてあげてもよいでしょう。
●部屋に通されたら
 ●すでに女性側の父親または両親が着席している場合には、椅子に座る前に、挨拶をし、どうぞとすすめられてから着席します。
「見本太朗と申します。本日はお忙しいところお邪魔しまして申し訳ありません。」
 座布団の場合には、立ったままあいさつをすると相手よりも高い位置になりますので、座布団を使わずにひざをついてあいさつをし、座布団を進められたら定位置に座るようにします。
●1人だけ応接室に通されて、後から女性側の父親または両親が入ってきた場合は、椅子であれば一度立ち上がって挨拶し、どうぞとすすめられてから着席します。
座布団の場合は、相手が部屋に入ってくるまで使わずにいて、女性の父親または両親が入出してきたら挨拶をすませたのち、どうぞとすすめられてから使うと良いでしょう。
●結婚の挨拶 につづく
(1). 女性のご両親への結婚の挨拶 (続き)
(1)-2. 当日 (つづき)
●結婚の挨拶
 ●結婚の挨拶は、話題の切り出し方やタイミングはケースバイケースです。挨拶の例をご紹介します。
[挨拶の例]
「今日はお願いがあって参りました。私は花子さんと結婚をしたいと考えています。先日、花子さん本人からは承諾を頂きました。今はまだ未熟ですが、花子さんとなら幸せな家庭を築いていけると思っています。どうか結婚をお許し下さい」
●親の立場から
 ●両親にとっても、「娘の結婚相手はどんな女性なのか」と非常に気になるところです。
 お嬢さんたち二人のおつきあいの課程で何度も両親と一緒に食事をしたり、面識がある相手なら、これまでの会話の中で情報収集ができているケースもありますが、初めて会う相手、しかも結婚相手となればいろいろと聞きたいものです。
 ここで注意しなくれはならないのは「根掘り葉掘り聞かれた」「ずけずけといきなり聞かれた」という印象を相手に与えないことです。
先方もご両親の人柄をチェックする機会であることを忘れないようにして下さい。
 できるだけ娘さんから事前の情報収集を行うようにしてください。
ただし、結婚後の生活生計に関することがらは質問しても良いでしょう。男性の人柄を見ると同時に生活力についても「親の目」でしっかり見てください。
 
●その他
 ●初めての訪問なので、どのくらいの時間滞在しても良いのか計りかねる…というのが正直なところです。もし「ゆっくりしていきなさい」と言われた場合にどうするのか、あらかじめ女性にヒヤリングをして帰るタイミングをだいたい決めておくと良いでしょう。
 普通のおつきあいなら「長居をすすめられたら、一度目は断って、二度すすめられたら少し延長する」というのもアリですが、結婚の挨拶をしてお許しが出た間柄なら、これからは家族になるわけですから、すすめられたのに早々に帰るというのも非常にドライな印象を与えます。
 
(1)-3 当日以降
●お礼状
 ●訪問を終えたら、できるだけ早い時期にお礼状を出しましょう。
短い文章で構いません。文例はこのぺージの下の方で紹介します。
 

(2). 男性のご両親への結婚の挨拶(彼の両親にあいさつ)

順番ポイント説 明
(2)-1. 挨拶に伺う前日までにすること
●ご都合をきちんと 確認してから伺う。
 ●男性宅に伺う際は男性が自分の両親の都合を聞きます。
できるだけご両親の仕事が休みの日が良いでしょう。
●もし全く初めての自宅訪問であれば、ご両親から「一緒に食事でも」という指定のない限り、食事時を避けるのがマナーです。
【例えばどんな風に切り出す?】
●これは一般論ですが、女性の口から「お宅の太朗さんと結婚させて下さい」という形をとることはあまりなくて、事前に男性がご両親に「結婚したい相手がいるので紹介したい」というように、結婚することを前提として女性を紹介する形が多いようです。
▼男性の両親への挨拶を先にする場合には、
「結婚したい人がいる。彼女のご両親にお許しを頂く前に紹介したい」という前提で両親の日程の都合を聞きます。
▼女性の両親に先にお許しを得た場合には、
「結婚したい人がいる。先方のご両親にはすでにお許しをいただいたので、紹介したい」という形で両親の日程の都合を聞きます。
●紹介済みの相手であれば、「今おつきあいしている花子さんと結婚したいと思う。先方のご両親にはすでにお許しをいただいたが、彼女が、改めてお父さんとお母さんに挨拶をしたいと言っている」などと伝えます。
●服装の準備
 ●当日着て行く服装を準備しておきます。女性はスーツまたはワンピースなどが望ましいと思います。
●ストッキング(電線がはいったものはNG。生足もできるだけ避けます)や、ハンカチ(清潔できちんとアイロンのかかったもの)なども忘れずにチェックしておきましょう。靴もきれいに磨いておきます。
●手土産の検討と用意
 ●女性が持参する手土産は、男性のご両親が好きなものが良いと思います。事前に二人で情報交換をしましょう。
※一般的には、お菓子やお酒などの、いわゆる「消えもの」が無難です。調理に手間がかかるものよりも、手間をかけずに食べられるものを持参します。インテリアやファッション関連のものは避けます。
●日持ちがするものなら前日までに用意しても良いと思います。
●いかにも急に気づいてあわてて買ったという印象を与えるので、先方の近所では買わないこと。
●ふろしきで包むのが正式ですが、買った店の紙袋でも良いでしょう。
●のしは不要ですが、もしつける場合はお店の人には「外のし」で包装を依頼しましょう。お二人のご縁が二度とほどけないように紅白の結び切りののしを用います。
もしのしをつける場合、初対面でご挨拶に伺う場合は、上段に「御挨拶」下段に女性の姓を書きます。
すでに結婚を許して頂いた上で改めてご挨拶に伺う場合には上段は「御土産」「寿」、下段は女性の姓のみ。
●交通アクセスの確認
 ●初めての訪問なら最寄り駅からの道順や、目標となる建物なども、聞いておきます。ネット上で地図サービスのサイトを活用したり、車ならナビゲーションで、先方までの所要時間もチェックしておきましょう。
駐車場の確認も忘れずにしておきます。
●話題の準備
 ●女性は、家庭環境、仕事、趣味や習い事、得意な料理、結婚後の仕事のことなどについて、 聞かれたら答えられるようにしておきましょう。
(もしも、できちゃった結婚の場合にはできるだけ、結婚後のことや子供のことについて少し具体的なことも考えておくようにします。)
●できれば当日何かと話題に困らないように、事前に男性の両親の趣味などについて情報をもらっておきましょう。
●(更に、これはあくまでも参考例ですが)すぐにご両親に気に入られて、いきなり結婚式について具体的な話になったという例も耳にします。気が早いかもしれませんが、結婚式の時期(あくまでも希望、として)や、仲人や媒酌人を誰かにお願いするかどうかなど、具体的な結婚式のプランについて少しだけでも二人で話し合っておきましょう。
(2). 男性のご両親への結婚の挨拶(つづき)
(2)-2. 当日
●服装はきちんと
 ●女性はできればスーツかワンピースで。 迎える男性も自分の両親のところに彼女が挨拶に来る際に同席することになります。相手の服装とのバランスを考え、あまりカジュアルになりすぎないようにしましょう。
●雨の日であれば替えのストッキングや靴下を持参して、床を汚さないようにします。
●手土産を持参する
 ●先方のご両親が好きなものが良いでしょう。
●到着時刻
 ●早く着き過ぎるのは、マナー違反。約束の前後5分位に着くのがベストです。
●呼び鈴、チャイムのマナー
 ●冬の場合は、呼び鈴を押す前にコートを脱いでから訪問するのがマナーです。更に、髪型の乱れや靴の汚れなども最終チェックをしてから呼び鈴を押します。
●チャイムやインターホンは1回だけ押して、しばらく待ちます。何度もせかすように押さないようにしましょう。
●ドアが開くまで、1メートル位手前で姿勢よく待つようにします。
●玄関口でのマナー
 (男性側は、母親と本人が出迎えます)
●まず、ドアをきちんと閉めます。
●まずは立ったままで挨拶をします。正式なあいさつは中に通されてからするので簡単でよいでしょう。
「春野花子と申します。本日はお忙しいところお邪魔しまして申し訳ありません。」
● 相手の目を見て言葉を述べてから、おじぎをします。 どうぞと言われてから「ありがとうございます。失礼します」と述べて、靴を脱ぎます。
相手にお尻を向けずにそのままの向きで上がります。上がったら、身体の向き90度〜130度程度変えてしゃがみ(完全にお尻を向けてしまわないように注意)、靴の向きを180度回転させます。
●部屋に通されたら
 ●すでに男性側の父親が着席している場合には、椅子に座る前に、挨拶をし、どうぞとすすめられてから着席します。
「春野花子と申します。本日はお忙しいところお邪魔しまして申し訳ありません。」
 座布団の場合には、立ったままあいさつをすると相手よりも高い位置になりますので、座布団を使わずにひざをついてあいさつをし、座布団を進められたら定位置に座るようにします。
●1人だけ応接室に通されて、後から男性側の父親または両親が入ってきた場合は、椅子であれば一度立ち上がって挨拶し、どうぞとすすめられてから着席します。
座布団の場合は、相手が部屋に入ってくるまで使わずにいて、男性の父親または両親が入出してきたら挨拶をすませたのち、どうぞとすすめられてから使うと良いでしょう。
●結婚の挨拶
 ●結婚の挨拶は、上述のようにあらかじめ男性が自分から両親に結婚することを前提として女性を紹介する形を取るのであれば、以下のような形になります。
最初の挨拶のときに切り出して良いと思います。挨拶の例をご紹介します。
[挨拶の例]
「春野花子と申します。(このたびは結婚をお許し頂きありがとうございます。)ふつつか者ですがどうぞよろしくお願いします。」
※ふつつか=「不束」と書きます。「行き届かない、しつけが足りない、至らない。」などの意味があります。
●親の立場から
 ●両親にとっても、「息子の結婚相手はどんな女性なのか」と非常に気になるところです。
 息子さんたち二人のおつきあいの課程で何度も両親と一緒に食事をしたり、面識がある相手なら、これまでの会話の中で情報収集ができているケースもありますが、初めて会う相手、しかも結婚相手となればいろいろと聞きたいものです。
 ここで注意しなくれはならないのは「根掘り葉掘り聞かれた」「ずけずけといきなり聞かれた」という印象を相手に与えないことです。
先方もご両親の人柄をチェックする機会であることを忘れないようにして下さい。
 できるだけ息子さんから事前の情報収集を行うようにしてください。
当日は、「相手の女性の人柄を見る」ことに主眼をおき、あとは息子さんから聞いていた情報を確認する程度と心掛けて下さい。
●その他
 ●初めての訪問なので、どのくらいの時間滞在しても良いのか計りかねる…というのが正直なところです。もし「ゆっくりしていきなさい」と言われた場合にどうするのか、あらかじめ男性にヒヤリングをして帰るタイミングをだいたい決めておくと良いでしょう。
 最初の訪問にエプロンを持参するのはちょっと準備が良すぎる気がしてしまうので、エプロンは持参しなくて良いと思いますが、もし夕食をすすめられた場合には「何かお手伝いをさせて下さい」と、積極的にお手伝いを申し出ましょう。但し、もし「今日はしなくていい」と断られたら無理にでしゃばらないようにしてください。
 普通のおつきあいなら「長居をすすめられたら、一度目は断って、二度すすめられたら少し延長する」というのもアリですが、結婚の挨拶をしてお許しが出た間柄なら、これからは家族になるわけですから、すすめられたのに早々に帰るというのも非常にドライな印象を与えます。
(3)当日以降
●お礼状
 ●訪問を終えたら、できるだけ早い時期にお礼状を出しましょう。
短い文章で構いません。文例はこのぺージの下の方で紹介します。

2.結婚の挨拶に伺ったあとで出すお礼状

両家のご両親のお許しを得たら、お礼状を送ります。
簡単な文章で構いませんが、あなたの株もぐっと上がるはず。
下記に例文・文例をご紹介します。
※なお、わたしたち◯月◯日に結婚しました!という内容の結婚の挨拶状の例文はこちら(別 ページ)>>>

[お礼状 文例1]

 謹啓
 昨日はお忙しいところを私のためにお時間を頂戴し、ありがとうございました。嬉しい気持ちをすぐにでもお伝えしたくてペンをとりました。
 これまでは結婚というものに、私のような未熟な者でも大丈夫だろうかと漠然とした不安を感じていましたが、お二人にいろいろとお話を伺い、また、ご家族の皆様の活気にあふれた楽しい雰囲気に触れることができましたことは、私にとって忘れられない幸せな時間となりました。
こんなに素敵なご家庭で育った太朗さんと結婚し、皆様の家族に加えていただけることを本当に嬉しく思っております。
 私自身、花嫁修行のようなものも全くしてまいりませんでした。至らぬ点ばかりで恥ずかしい限りですが、どうか今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。
 まずは一刻も早くお礼を申し上げたくお便りいたしました。ありがとうございました。
敬具 
 令和◯◯年◯◯月◯◯日
 東京都◯◯区◯◯□−□−□
春野花子 
見本一朗様
  夢子様

[お礼状 文例2]

 謹啓
 昨日はお忙しいところを私のためにお時間を頂戴し、ありがとうございました。また、思いがけず長居をしてしまい申し訳ございませんでした。
 これまでは結婚というものに、私のような未熟な者でも大丈夫だろうかと漠然とした不安を感じていましたが、お二人に若い頃のご苦労話など、いろいろなお話を伺って、夫婦二人で助け合っていけば越えられない山はないと思えるようになりました。
私も花子さんと結婚し、お二人のような夫婦になれたらとしみじみ思っております。
私自身、至らぬ点ばかりで教えていただくことばかりですが、どうか今後ともよろしくお願い申し上げます
 後日両親と一緒に改めてご挨拶にお伺いします。まずは一刻も早くお礼を申し上げたくお便りいたしました。ありがとうございました。
敬具 
 令和◯◯年◯◯月◯◯日
 東京都◯◯区◯◯□−□−□
見本太朗 
春野風夫様
  梅子様
※封筒の宛名の書き方はこちらで紹介しています「封筒の表書き、宛名」>>>

3.結婚の挨拶のときに役に立つ敬語

初対面なら、第一印象が大切です。
ご両親に結婚の挨拶に伺う時、役に立つ主な敬語をご紹介します。
手紙の中でも使えますので、お使いになってみて下さい。

結婚の挨拶のときに役に立つ敬語

もとになる言葉敬語の例
結婚の挨拶に行きます結婚の挨拶に伺います
(都合は)どうですかご都合はいかがですか
ご都合はいかがでしょうか
次回は両親と一緒に来ます次回は、両親と一緒に参ります
一度会いたい一度お目にかかりたい
許してくれますかお許し頂けますでしょうか
ゴルフをしますかゴルフをなさいますか
妹が二人います妹が二人おります
いますか?いらっしゃいますか?
アルバムを見ても良いですかアルバムを拝見してもよろしいですか
もらいますいただきます。頂戴します。
トイレを借りても良いですかトイレをお借りしてもよろしいですか
トイレを拝借してもよろしいでしょうか
お手洗いをお借りしてもよろしいでしょうか
よかったら来て下さいよろしければおこしください
部屋は私が取ります。部屋は私がお取りします。
部屋は私がお取りいたします。
車で迎えに来ます。車で迎えに参ります。
車で迎えに参上します。
どうぞ遠慮なく食べてくださいどうぞ遠慮なく召し上がってください
もらいます。
食べます。
頂戴します。
いただきます。
その先生なら私も知っています。
その本なら私も知っています。
その先生なら私も存じ上げています。
その本なら私も存じております。
尾道の駅を知っていますか?尾道の駅をご存じでしょうか?
尾道の駅をご存じですか?
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