結婚式・披露宴節約術》装花・ウエディング・手作り/会費制/演出/引き出物

ご婚約・ご結婚おめでとうございます。結婚式の費用の相場は300万円〜400万円と言われている中で、ここ数年は結婚式に費用をかけない、格安結婚式や小さな結婚式を望むカップルが少しずつ増えています。盛大な式を挙げる代わりに、ごく親しい人や親族だけを招いて心のこもった節約型の結婚式や披露宴を行います。
このページでは、結婚式の節約術(格安結婚式、節約結婚式)についてご紹介します。
[関連ページ]
 (3) 引出物を用意する 次のページ
 (4) 着付け、ヘア、メイクは外部の方が安いこともある 次のページ
4. 会費制の結婚式・披露宴 次のページ
[参考ページ]
結婚式の流れ
披露宴の流れ
結婚式の流れ
披露宴の流れ
結婚にかかる費用
礼状の書き方と文例
結納金

★1.結婚および結婚式に必要なもの   

ここ数年、結婚式に費用をかけないカップルが少しずつ増えています。盛大な式を挙げる代わりに、ごく親しい人や親族だけを招いて心のこもった節約型の結婚式や披露宴を行います。
こうした格安結婚式、節約型の結婚式について考えるにあたり、まずは結婚や結婚式に必要なものはどんなものがあるのかをまず列挙してみることにします。
以下に、ウェディングの計画や準備に必要なものをピックアップしてみました。
それぞれの項目ごとに、

・手作りできるか
・節約できるか(安価になるか)
・やらなくてもよいか(省略できるか)

についてチェックしてみてください。
省略できるものは省略し、手作りできるものは手作りし、自分たちで企画すると安上がりになります。その代わりに心のこもった思い出に残るセレモニーにしましょう。
筆者が調べたところ、挙式は親族だけでシンプルに行い、披露宴もごく親しい友人だけを招くというスタイルのブライダルを提案しているホテルもあるようです。
※ 以下の表をご覧下さい。2〜5の項目については、節約する余地があるということがお分かり頂けると思います。

ウェディング・結婚式に必要なもの

項目説明

必須度

1.婚姻届の提出(入籍)

 ●市区町村の役所に婚姻届を提出します。
入籍は必須であり、省略できません。

 

2.結婚式

 ●証人の前で結婚の誓いをする儀式です。宣誓や指輪の交換などを行います。通 常は牧師、神父や、神職などが証人となります。
省略できます。
また、人前式など、新しいタイプの挙式にすれば費用を節約できます。
最近は媒酌人をたてないカップルが増えています。媒酌人をたてないことで謝礼やその後のおつき合いにかかる費用の節約にもなります。

 

3..披露宴

 ●親族や友人、知人、恩師、上司、同僚などに、自分が選んだ伴侶を紹介する祝宴です。
省略できます。
また、会費制の披露宴にするなど、費用を節約するプランがあります。
披露宴の形式のものはおこなわず、親しい人を招いて結婚報告会の形式で行うといったアイディアもあります。衣装代や装花、引出物などを省略できます。
4..結婚の挨拶状、結婚報告

 ●親族や友人、知人、恩師、上司、同僚などに、自分が結婚したことを報告し、伴侶を紹介する書状です。
挨拶状を出す相手を一考したり、挨拶状をパソコンで手作りすることで費用が節約できます。
もし 時期が合えば年賀状に「昨年暮れに結婚しました」と記載することも可能です。
5.両家の顔合わせ

 ●親族に、自分が選んだ伴侶を紹介します。
新郎新婦の家族どうしの顔合わせは必須ですが、すでに結婚式の前に行われているものと思います。
親族どうしの顔合わせは必須ではなく、ふだんのおつき合いの程度に応じて、「新郎新婦が挨拶に伺う」「挨拶状を出す」という選択肢があります。
  

★2.両家の打ち合わせ

結婚という儀式は、新郎・新婦だけのためのものではありません。
お二人が育って来た家と家との縁を結ぶ儀式でもあります。
結婚式や披露宴をどういったものにするのかについては、できるだけ両家の立場や考え方も尊重しなくてはなりません。ご両親ならびに新郎新婦の立場、社会的地位、考え方、経済力、交友関係も十分に考慮し、打ち合わせをした上で、結婚式や披露宴をどうするのかを決める必要があります。
最終的には本人が決めることであっても、必ず両家のご両親に相談し、できるだけ了承を得るようにしてください。
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両家で打ち合わせる内容と重要度

両家で打ち合わせる項目内容重要度
1.結婚式をどうするか
 ●結婚式を挙げるか、挙式をやめて入籍だけにするか
●教会式にするか、神前式にするか、その他のやりかたにするか
●どのくらいの予算の結婚式にするか
●場所はどこにするか
●式場はどこにするか
●費用はどうするか
●媒酌人をたてるか
最近は媒酌人をたてないカップルが増えています。媒酌人をたてないことで謝礼やその後のおつき合いにかかる費用の節約にもなります。
●結婚式の日取りはいつにするか
平日にすると割引のある式場やホテルが多いようです。招待客がいなければ平日挙式も可能でしょう。
2.披露宴
 ●披露宴をするか、披露宴をやめて内輪だけで結婚式をあげるか、入籍だけにするか
●どのくらいの規模・予算の披露宴にするか
●場所はどこにするか
●会場はどこにするか
●招待する人の範囲はどうするか(親族や友人、知人、恩師、上司、同僚)
●費用はどうするか
披露宴を会費制にするカップルもいらっしゃいます。また、衣装や装花などにお金をかけず手作りの披露宴を行うというカップルも。
3..結婚の挨拶状、 結婚報告
 ●結婚の挨拶状はどうするか(式場に一括依頼する、あるいは手作りする、インターネット上で外注するなど)
4.両家の顔合わせ
 ●親族の顔合わせはどうするか(結婚式、披露宴をする場合には、当日可能です。節約タイプの結婚式の場合には、親族の顔合わせをどうするのか相談する必要があります。
新郎新婦の家族どうしの顔合わせは必須ですが、すでに結婚式の前に行われているものと思います。
親族どうしの顔合わせは必須ではなく、ふだんのおつき合いの程度に応じて、「新郎新婦が挨拶に伺う」「挨拶状を出す」という選択肢があります。

★3.格安結婚式・節約結婚式の準備と内容

上記で述べたとおり、最も安上がりなのは、結婚式を挙げずに入籍だけをすることですが、ここでは、「結婚式や披露宴を行う」という前提で、 実際に結婚式の格安プラン、節約結婚式について、項目別に考えてみることにします。
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結婚式・披露宴節約術

項目プラン内容説明や事例

(1)結婚式の格安プラン、節約結婚式、節約披露宴

●人前結婚式にする
 ●ひところ、人前結婚式がだいぶ話題になり、駅で挙式したカップルや、二人が出会った大学のキャンパスで挙式したカップルもいました。人前結婚式を行う場合は、必ず両家のご両親の了解を得ましょう。
●特に最近増えているのが、結婚式と披露宴を一度に行なうタイプで、披露宴にお招きする人たちに、結婚の証人になっていただくものです。
・セレモニーの演出として、結婚誓約書を用意し、新郎新婦が読み上げると一気に雰囲気が盛り上がります。列席者の眼前で婚姻届に署名するのも良いでしょう。
・結婚式のあと、同じ会場で披露宴にそのまま移るパターンが多いようです。
・メリットは、
1.宗教や格式にとらわれない。
2.挙式費用がかからない。
3.手づくり感のあるあたたかい演出ができる。
4.場所を選ばない。などです。
・レストランなどで行う他、もし結婚式場やホテルなどで行なう場合には、一般 的な披露宴と同じように、お色直しや、ケーキ入刀なども盛り込むことが可能でしょう。
料理代のほか、会場を貸し切りにする場合には会場使用料が必要になることもあります。ウェディングケーキなどを持ち込みする場合には持ち込み料がかかります。
※参考ページ「結婚式の流れ(人前結婚式)」>>>
●結婚式をあげず、親族だけで顔合わせを兼ねたお食事会
 ●お食事会だけであれば、文字どおりお食事代だけで済みます。
予算は、料理代×人数ですが、ホテルのレストランの場合などは、サービス料が別途10%必要になります。
●アイディア次第で、アウトドアでのバーベキューウエディングや、自宅での宅配、ケータリングを利用した出張パーティーの形式も良いと思います。
●少人数の挙式+会食プランをさがす
 ●「挙式・会食プラン」でインターネットを使って検索すると、格安なプランを実施しているホテルや式場が結構あります。
筆者のいとこが実際に利用した節約プランは、「挙式・会食プラン」で10名で40万円くらいだったそうです。
[キリスト教式挙式料(牧師、オルガン演奏、聖歌隊込み)、会場使用料、料理、フリードリンク、装花・花、新郎・新婦衣装、着付け、記念写真2枚]
●こうしたブライダルプランは他にも沢山あります。例えば6名なら新郎、新婦、両家の両親のみとなりますが、東京の式場ではトータル10万円程度で、挙式+会食プランを提供している施設もみつかりました。
●平日は土日にくらべてさらに安いプランもあるようです。
●挙式だけのプランをさがす
 ●もし会食なしで、挙式のみであればかなり節約できます。費用は10万円、15万円、20万円などとなります。[キリスト教式挙式料(牧師、オルガン演奏、聖歌隊込み)、新郎新婦衣装代、着付け、写真撮影]
人前式挙式であればさらに3万円〜5万円お安くなります。
●ここ数年は神社での挙式(神社での結婚式)も増えてきているようですね。
神社での挙式は意外に格安なんです。 衣装、着付け、写真などなしで挙式だけであれば5万円〜10万円で、親族も参列できます。40名まで3万円という神社もありました。 新郎新婦の衣装に費用をかけなければ、神社での挙式は本当に格安です。
●少人数のオーバル型会場で披露宴
 

[オーバル席の場合の席次表の例]

●下記の画像では、全員が同じテーブルに着く場合と、高砂席を別に設けた場合という2タイプの席次表を紹介しています。
筆者のいとこが、結婚式を挙げた時には、親族とごく親しい友人だけの小さな披露宴でした。
その時の披露宴がオーバル席での会食でした。
●席次の基本的な考え方は、中央に近いほど上座で、離れるほど下座となります。披露宴では、新郎新婦の両親が最も下座になるのがマナーですが、家族と親しい友人だけでしたら、さほどこだわらずに席次を決めても良いでしょう。
●披露宴を会費制にする
 ●会費制の披露宴というプランもあります。
難しく考えずに、二次会を計画するようなイメージで取り組んで下さい。友人に発起人(幹事)になってもらうのが一番やりやすいと思います。その他に、当日の受付係には、会場入り口で会費を集めて頂くなど、友人たちにいろいろと協力をお願いすることになります。
●もし、会費制の披露宴に上司や恩師などをお招きする場合には、「招待客」として来賓の費用だけは新郎新婦が別途負担するということもあります。
●会費制の披露宴なら、以下のものは手作りするカップルが多いようですが、インターネット上で注文できるものもあります。会費制のウェディングパーティーの場合、招待状ではなく「案内状」となり、差出人は発起人(幹事)となります。
(ちなみに会費制ではない普通の披露宴の場合には、披露宴の招待状の差出人は両家の父親あるいは、新郎新婦となります。)
・招待状、案内状
・席次表
※参考ページ「結婚式の招待状の作り方」>>>
※参考ページ「結婚式の席次表の作り方」>>>
※参考ページ「二次会の案内状の作り方」>>>

結婚式・披露宴節約術

項目プラン内容説明や事例

(2) 招待状、席次表、挨拶状を手作りする

●招待状を手作りする
 ●パソコンを使って招待状を手作りするカップルも増えてきているようです。印刷にこだわらずとも、手書きの方がむしろ礼儀にはかなっていますが、枚数が多ければやはり手書きはシンドイですよね。忙しい方はインターネット専業の業者に注文することもできます。
●ごく内輪だけの結婚式なら、通信費を節約するには、FAXを使う、メールを使うなどの手段もあります。
※参考ページ「結婚式の招待状の作り方」>>>
●席次表を手作りする
 ●パソコンを使って席次表を手作りするカップルも増えてきているようです。
●披露宴では、来賓、上司などが上座、親族は下座、新郎新婦の両親が最も下座となります。
上座は新郎新婦のいる「高砂席」に最も近い席。
下座は、入り口に最も近く、新郎新婦から最も遠い後方の席となります。
●手作りの席次表は、特にお金をかけなくても、例えば用紙に出力する際、色が薄いピンクの用紙を使ったり、文字の色にチャコールグレーやブラウン系を使うだけでもそれらしく仕上がります。
合わせて席札も自作すると、その費用も節約できます。
※参考ページ「結婚式の席次表の作り方」>>>
●挨拶状を手作りする
 ●結婚したことを報告し、それぞれの知人、友人、親族に自分が選んだ伴侶を紹介し、今後の親交や支援をお願いする挨拶文を書きます。
必ず 新居の住所や連絡先を知らせます。
●パソコンを使って結婚の挨拶状を手作りするカップルも増えてきているようです。時期が許せば年賀状に「昨年結婚しました」と掲載するなどの節約方法もあります。
●通信費を節約するには、FAXを使う、メールを使うなどの手段もあります。
※参考ページ「結婚の挨拶状の作り方」>>>
 (3) 引出物を用意する 次のページ
 (4) 着付け、ヘア、メイクは外部の方が安いこともある 次のページ
4. 会費制の結婚式・披露宴 次のページ
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