| 端午の節句の伝統的な飾り |
| 項目 |
備 考 |
●鯉幟
(こいのぼり) |
◎中国の御漢書に記された故事にちなみ、かつ「鯉の滝昇り」
がたくましく苦難を乗り越えて出世していくことにつながることから、武家の男児のお祝いに好んで使われるようになりました。
◎鯉のぼりの一番上につける「吹き流し」の五色は、緑(青)=木、赤=火、黄=土、白=金・金属、黒=水を表わし、この世に存在するすべてのものは、木、火、土、金(金属)、水の5つから成り立つという思想に基づくと言われています。この5つを「五行」と呼び、これら5つの力が合わさることで邪気を祓うという信仰があります。
◎江戸幕府が5月5日を五節句のひとつとしてお祝いの日と定めてからは、武家では男の子が生まれると幟をたてて周囲に男児誕生を知らせるようになりました。
◎これらのお祝いの儀式が庶民へと伝わり、現在の鯉のぼりの様式になったと言われています。
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●鐘馗様
(しょうきさま) |
◎つい100年くらい前までは、日本でも、貧困や衛生、医療面
などの問題から、乳幼児の生存率は今ほど高くありませんでした。
鐘馗(しょうき)様は、病魔を祓い男の子が健やかに育つようにという願いをこめてかざります。
◎もともと鐘馗様は中国から伝わった神様です。かつて玄宗皇帝がマラリアにかかり死の淵をさまよったときに、夢の中で恐ろしい顔の大男が病の悪魔達を退治し、命を救ってくれました。
皇帝が大男に名を尋ねると、自分はかつて官僚登用試験に落ちて自殺した鐘馗(しょうき)という者で、手厚く葬ってくれた恩に報いる為にあなたを救ったと言いました。
夢から醒めた玄宗皇帝は、夢で見た鐘馗(しょうき)の姿を絵に表わし、厄災、邪気を祓う力があるとして国中にひろめたとのことです。
これが日本に伝わって男の子の無事な成長を祈る端午の節句に飾られるようになりました。
ちなみに、戦国武将の前田利家なども、鐘馗様を旗印にしたり陣羽織に用いたそうです。
◎鐘馗様が落ちたとされる官僚登用試験は、実際に約100年前くらいまで1300年以上もの間、中国で行なわれていた超難関の国家試験です。鐘馗様は現在は、学業成就の神様としても信仰されるようになっています。受験生のみなさんは、受験の時にも鐘馗様を箱から出してご自宅に飾ると良いかもしれません。
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●鎧・兜
(よろい・
かぶと) |
◎武家を中心に広まって来た端午の節句の儀式。
男の子に強く逞しく育ってほしいという願いと、厄災から男の子を守って欲しいという願いから、鎧や兜などの武具も一緒に飾るようになりました。
◎庶民宅では、紙製の武具や、人形、絵などを飾るようになったのが今の五月人形のはじまりとされています。 |
| ●金太郎 |
◎今よりも1000年以上前に存在したとされる坂田公時(さかたのきんとき)という武将(子供の頃は金太郎と呼ばれ、熊と相撲を取るほど元気な子供だった。成長してからは都にのぼって源頼光とともに活躍した。大江山の酒呑童子を退治したという逸話もある)の話にちなみ、元気な男の子、立身出世の物語が愛されて来ました。 |