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納骨(読み方=のうこつ)のページ。納骨には2つの意味があります。1つは、遺体を火葬したあと(文字通り骨の状態にしたのちに)、骨壷に入れること。もう一つは骨壷などに入れていた遺骨を、お墓や納骨堂などに納めることです。現代ではほとんどの場合、後者の「遺骨をお墓に納める」という意味で使われます。
このページでは 故人の遺骨をお墓や納骨堂に納める「納骨」について、納骨式の流れ、納骨の費用、参列者の服装、持参する香典などについてご説明します。 なお、お寺への謝礼については前のページを参照して下さい。
………このページの内容………
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1. 納骨とは 前のページ
2. 納骨の時期 前のページ
3. 納骨の仕方(しかた)と費用 寺・神社・教会へのお礼の表書き 前のページ
4. 納骨式(のうこつしき)
5. 納骨の際の服装と参列者が持参するのしの表書き
6. 納骨に関するその他の費用
7. 納骨に関するQ&A

■4.納骨式(のうこつしき)

【準備するもの】
納骨には、埋葬許可証が必要です。
死亡届を出すと、市町村役場から「火葬許可証」「埋葬許可証」が発行されます。納骨式、納骨法要には、埋葬許可証を持参しましょう。

卒塔婆が必要な宗教もあり、事前に菩提寺に確認をしておきます。
その他に、お線香、お花、香炉などが必要です。水桶は先方で拝借できるケースが多いようです。

僧侶への謝礼としては、「御布施」「お車代」を用意します。
その他に、卒塔婆供養をしてもらう場合には「御塔婆供養料」も用意します。
法要の後の会食を僧侶が出席を辞退した場合には、「御膳料」も必要です。


・お布施などの謝礼の金額の目安・相場をご紹介します
[仏教の場合]※必ず事前にお寺に金額を確認してください。
 御布施または御経料は、3万円程度。
 お車代は、5千円〜1万円くらい。
 御膳料は、5千円〜2万円くらい。
 卒塔婆代は寺に確認してください。1本につきだいたい3,000円くらいです。

[キリスト教の場合]※必ず事前に教会に金額を確認してください。
「御礼」として1万円〜5万円
 カトリックで、一ヶ月後の追悼ミサと合わせて行なう場合には「御ミサ料」
 プロテスタントで、一ヶ月後の昇天記念日と合わせて行なう場合には「昇天記念献金」の表書きで、納骨のお礼を合算して渡すこともあるようです。

[神道・神式の場合]※必ず事前に神社に金額を確認してください。
「御礼」として3万円、或いは5万円など。
 神饌料が必要な場合もあります。
 お車代は、5千円〜1万円くらい。


【納骨法要の概要】
一般的に法要と合わせて納骨が行われます。例えば忌明け(四十九日)の法要(僧侶による読経と焼香)のあと、墓地にて納骨法要を行ないます。
納骨が済んだあとは、故人の供養のために会食をする場合が多いようです。
下記に、忌明けの法要に合わせて行う納骨式の例をご紹介します。

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仏教の場合の納骨式の流れとマナー
地方や宗派によっても異なります。代表的な例をご紹介します。
項目 補足説明
1.僧侶による読経
  ・忌明け(四十九日)の法要(僧侶による読経と焼香)のあと、墓地に移動します。

・ お墓のまわりの雑草をとり、墓石も浄め、掃除をします。
・お花やお供え物を置きます。

・僧侶による読経が行なわれます。
2.参列者による焼香
  ・故人とつながりの深い遺族から順番に焼香します。
3.納骨
  ・納骨室の入口の石(或いは蓋の石など)を開けてもらい、施主が納骨室に納めます。
4.僧侶による読経
  ・再び僧侶による読経があります。
5.参列者による焼香
  ・再び参列者全員が焼香をします。
6.会食(がある場合)
  ・お斎のページへ>>
7.その他
  ・用意するもの
念珠(数珠)、お線香、お供えするお花、お供え物など。
(お供え物は故人がお好きだったもの。お菓子、お酒など。ただし、傷みやすい生ものは避ける)
お墓(新規に購入する場合でもできるだけ一周忌までに納骨します)、

お墓について(お墓の用意ができるまでの間は自宅に安置するほか、納骨堂などに仮安置してもらうこともあります。
キリスト教の場合の納骨式の流れとマナー
宗派や教会によって異なります。代表的な例をご紹介します。
進行の順番は教会によってさまざまです。
項目 補足説明
1.聖職者による聖書朗読
  ・聖職者(神父または牧師)の聖書朗読
2.参列者による賛美歌斉唱 
3.参列者による献花
  ・祈りとともに白い花をささげます。
(最近では省略されることが多いようです。)
4.聖職者による祈り
  ・聖職者(神父または牧師)による祈りの言葉
5.その他
  ・用意するもの
お花など。但し、献花をしない場合もありますので、事前に教会に確認してください(教会墓地以外の納骨式も同様)。
神教の場合の納骨式の流れとマナー
地方や神社によって異なります。代表的な例をご紹介します。
神式の場合は納骨祭とも呼ばれます。
また、墓前で行なう儀式を墓前祭と言います。
項目 補足説明
1. 神職によるお祓い 
2. 神職による祝詞 
3. 玉串奉奠 (たまぐしほうてん)
  ・神職による玉串奉奠だけの場合と、参列者も玉串奉奠を行う場合とがあります。
(最近では参列者による玉串奉奠は省略されることが多いようです)
4. 直会(なおらい)
  ・直会(なおらい)とは、すべての儀式を終えてから、お供えしたものを下げて食したりお神酒を頂く儀式です。
5. その他
  ・用意するもの
神社によってお供え物の種類や数などが異なります。用意するものは、必ず事前に神社に確認してください。

■5.納骨の服装と、参列者が持参するのしの表書き

納骨式を法事と同じ日に行う場合は、参列する場合の服装も法事に準じる形となります。
遺族・身内だけで行われることが多いため、ごく内輪であれば地味な服装での参列ということもあります。
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納骨の際の服装と香典
忌明けと納骨式の服装
参列者は、忌明けの頃までは略式喪服を着用します。一周忌以降の年忌法要の場合は略式礼服または地味な服装で。七回忌以降は、地味であれば平服でも構いません。
仏式
  忌明けは四十九日
神式
  忌明けは五十日祭の頃
キリスト教式
  忌明けは、1ヶ月後の命日に行う「追悼ミサ」(=プロテスタントでは「昇天記念日」)の頃
参列者が持参するのし袋の表書き
[香典の金額の相場やめやす]
中心となる金額は5,000円〜10,000円のようです。
儀式の後で食事がふるまわれる場合には、その分を考慮した金額を包みます。
仏式
  仏教では四十九日までは御霊前と書いたものを用います。
49日をすぎたら50日めからは宗派を問わず御仏前、御佛前となります。
※宗派…「御仏前」は、浄土真宗であれば四十九日前でも使えます

御供物料はどんな宗教でも使えます。
神式
  神式では、49日の法事はありません。
亡くなってから50日めに五十日祭があり、この日をもって忌明けとされます。
御霊は、五十日祭のお払いのあと御霊舎(みたまや)に移されます。もし、先祖の御霊があれば合祀祭を行います。

御供物料はどんな宗教でも使えます。
神式独自の表書きとしては、御玉串料、御神前料、御神撰料など。
キリスト教式
  キリスト教では49日の法事はありません。
亡くなってから1ヶ月目に追悼ミサ(プロテスタントでは昇天記念日)があります。

キリスト教式独自の書き方としては、お花料など。御供物料という表書きはどんな宗教でも使えます。

蓮の絵のついた熨斗袋は使えませんので注意してください。
水引
その他…のし袋には、中にいくら入れたかを書くときの文字の書き方、中包みの包み方、お金の入れ方などについても作法があります。詳しくは熨斗袋(おくやみごと)のページでご説明しています>>>
仏式
  四十九日の忌明けまでは、黒白の水引きを。
四十九日以降は、黄白の水引きを使用します。
三十三回忌、五十回忌では、紅白の水引きを。
神式
  双銀の水引きを用います。
キリスト教式
  白い封筒に入れ、水引きはかけません。

■6.納骨に関するその他の費用

納骨に関する費用のうち、寺、神社、教会にお渡しする謝礼以外の費用についてご紹介します。
あくまでも参考例です。実際にご利用になる施設にご確認下さい。
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納骨の費用
納骨堂の利用料のめやす
・公的な施設の場合は納骨の費用が無料のところもあります。下記は民営の場合の例です。

[期限付き納骨の場合]
年間20,000円くらいから。地方によって料金に差があります。都心の方が高額のようです。納骨堂によっては「永代供養」のみのこともありますので、事前に確認してください。

[永代納骨の場合]
30万円くらいから数百万円まで。別途、管理料などが必要なケースもあります。
海洋散骨の料金のめやす
・遺族が実際の海域に出向いて散骨をする場合と、代理散骨を依頼する場合とがあるようです。
代理散骨の場合はだいたい数万円くらいから。遺族が実際に希望する海域まで行って散骨する場合は(船のグレードによっても異なりますが) 20万円くらい〜。
僧侶、神職などが同行して会場で儀式を行う場合は別料金となります。事前に細かい見積をとることをおすすめします。

■7.納骨に関するQ&A

納骨に関する疑問と回答をQ&Aの方式でいくつかご紹介します。
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Q1,納骨をしないのは違法?
A,法律上は問題ありません。遺族の気持ちの整理がつくまで、あるいはお墓が用意できるまで自宅に置いても問題ありません。
ただし、将来にわたりずっと納骨をしないで手元におくという選択をする場合には、故人に血縁のあるその他の親族と十分に話し合って納得できる結論を出して下さい。
Q2,納骨の際に分骨するのは問題?
A,法律上は問題ありません。宗派によって細かいしきたりがありますので、まずはお寺に遺族の希望を話し、具体的な供養のしかたを良く教えて頂くことです。分骨した遺骨を納骨しないで手元に置く場合には、身につけることのできる入れ物も普及しているようです。
Q3,手元供養とは?

A,納骨をしないで、遺骨を手元、つまり自宅などで供養することをさします。ただし、手元供養には細かい決まりはないため、納骨前に手元供養をしたあと一定の期間を経て、遺族の気持ちの整理がついたら納骨するというケースもあります。

手元供養においては、遺骨を身につけられるようにしたり(ペンダントや指輪など)、遺骨を容れ物に入れて供養する、祈りを捧げる対象となるような“何らかの形”にする等、様々な選択肢があります。

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