弔電・お悔やみ電報の文例と送り方と宛名などのマナー

弔電とは、お悔やみ電報のことで、やむをえない事情で通夜・葬儀に参列できない時に送ります。更に、故人とお付き合いのあった人が送るほか、故人や遺族の勤務先(会社・職場)や所属していた団体・組織などが送ることもあります。
このページでは弔電で用いられる敬称、忌み言葉のほか、ポイントや文例・例文を紹介し、弔電の送り方を解説しています。
………「お悔やみの手紙・お悔やみ状」のページの内容………
主な敬称弔電・お悔やみ電報の電文に使われる主な敬称
忌み言葉(いみことば)弔電・お悔やみ電報に使ってはいけない忌み言葉(いみことば)
電報の依頼の仕方弔電・お悔やみ電報を依頼する(発注の前に準備すること)
弔電の例文弔電・お悔やみ電報の例文、文例
弔電マナーその他の弔電に関するマナー
【参考ページ】

※ お悔やみの手紙>>>

※ お悔やみの手紙の封筒>>>
※ お悔やみの言葉 後日>>>
ご不幸があったという知らせを受けたら、お悔やみのことばを述べ、
 (1)通夜の日時・場所、
 (2)お葬式の日時・場所、
 (3)喪主の氏名、
 (4)宗教、宗派を忘れずに確認します。
電報の宛先は喪主あてにしますが、喪主の氏名がわからない時には故人のフルネームを書きます。
 喪主の氏名がわからない場合の宛先の書き方の例
 「◯◯◯◯ ご遺族様」
 「◯◯◯◯様 遺族ご一同様」 などとします。
弔電は葬儀や告別式の前日までに申し込みをします。
【電話で知らせを受ける時のお悔やみの言葉の例】
・このたびはご愁傷さまでございます。
・心よりお悔やみ申し上げます。
・突然のことで驚いております。どうかお力を落とされませんように。

弔電・お悔やみ電報に使われる主な敬称

まずは、弔電・お悔やみ電報に用いられる主な敬称をご紹介します。
電文の中では、故人の氏名を書くよりも、故人との続柄を以下のように敬称で表わすのが一般的です。
例えば、「電報例文/ご尊父様のご逝去を悼み、謹んでお悔みを申し上げます」のように、
通常の呼び方ではなく、敬称を用います。
弔電で使われる敬称
通常の呼び方弔電・お悔やみ電報で用いる敬称
ご尊父[そんぷ]様、お父様、お父上(様)
ご母堂[ぼどう]様、お母様、お母上(様)
祖父ご祖父様
祖母ご祖母様
ご主人様、ご夫君様
ご令室[れいしつ]様、ご令閨[れいけい]様
息子ご子息(様)、ご令息(様)
ご息女(様)、ご令嬢(様)
姉、兄御姉様、御兄様、または名前「◯◯様」
弟、妹御妹様、御弟様、または名前「◯◯様」

弔電・お悔やみ電報に使ってはいけない忌み言葉

葬式や葬儀では、不吉な意味を連想させる言葉は、「忌み言葉(いみことば)」と呼ばれ、使用しないのがマナーです。電文だけでなく弔辞やお悔やみの挨拶文でも同様です。
死や不幸がくり返されることのないように、縁起を重んじます。
忌み言葉 (いみことば=使うのを控えるべき言葉)
忌み言葉の例解説
重ね重ね、たびたび、またまた、しばしば死や不幸が「くり返される」ことを意味するので、くり返し言葉は使わないようにする。
再三、再び、重ねて、続いて死や不幸が「くり返される」ことを意味するので、繰り返しをさす言葉は使わないようにする。
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■ 弔電・お悔やみ電報の依頼のしかた
  (お悔やみ電報の送り方・電報の打ち方)

こんなときには、弔電を打ちます。
弔電・お悔やみ電報を打つ場合の例
1. 親しい人の訃報を聞いたが、通夜や葬儀に参列ができないときかけつけてお悔やみを述べたい気持ちをメッセージに込めます。
2. 友人や同僚の家族に不幸があったとき香典を用意するほか、連名で弔電を打つこともあります。
3. 社員の家族が亡くなったとき社長が会葬しない場合は、差出人として社長の名前で弔電を打ちます。秘書や総務部などが手配をします。
4. 仕事上でおつきあいのある取引先の社員おつきあいの程度により、差出人として社長または部署長の名前で弔電を打ちます。
【弔電の打ち方】
NTT(115)なら、電話でオペレーターと相談しながら申込ができます。
弔電・お悔やみ電報を依頼する前に、以下のことを準備しましょう。
弔電の打ち方
項目内容
1. 配達日(および時刻)
 ◎葬儀、葬式に送る弔電・お悔やみ電報の場合は、葬儀、葬式の開始時刻も明らかにします。
できれば前日までに届くのが望ましいでしょう。どうしても前日に間に合わない場合は、遅くとも葬儀・葬式が始まる1時間前までには届くようにします。
◎一周忌などの法事の場合は、日程に余裕があるので早めに手配をします。
配達日の1ケ月前から申込ができます。
できれば 余裕をもって手配をしましょう。配達日の3日前までに申込をすると、150円(税込157円)の割引があります。
2. 送り先の住所
 ◎葬儀がとり行なわれる寺社・斎場あて(自宅で葬儀が行なわれる場合は自宅あて)の住所に送ります。
◎亡くなった方の名前、 喪主の名前をあらかじめ調べておきましょう。
◎会社間系などで弔電・お悔やみ電報を送る場合には、葬儀をとりしきる葬儀社の名前も調べておくと、供花などの手配の際に全体のバランスを考えて配置してくれるので、役に立ちます。
3. 宛先 につづく
弔電の打ち方
項目内容
3. 宛先
 電報の宛名は喪主あてにしますが、喪主の名前がわからないときには、故人のフルネームを書き、
「◯◯◯◯様 ご遺族様」
「◯◯◯◯様 遺族ご一同様」
などとします。
4. 文章
 メッセージ文を用意しておくとスムーズに発注ができます(下記にお悔やみ例文を紹介していますので、ご自由にお使いください)。
文字数によって料金が異なります。(電報の料金は次項で述べます)
5. 台紙、付属品、花など
 ◎弔電・お悔やみ電報の台紙を選べるサービスや、ぬいぐるみなどの付属品のほか、花束、フラワーアレンジメントを一緒に届けるサービスもあります。
付属品について、要・不要を決めておきましょう。
下記のほうで弔電の文例集をご紹介しています。
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弔電・お悔やみ電報の文例、例文
(当サイトオリジナル文例集)

下記にお悔やみ電報の文例をご紹介します。弔電の書き方の参考になさってください。
故人と喪主との続柄によって、電文冒頭の呼び方(敬称)のところは書き換えて下さい。また、文面はそのまま使っていただいても、弔電の例文に手を加えていただいても構いません。
  電報の料金は、文字数料金+台紙=電報料金です。
  文字数が多い程料金は高くなります。>> 料金のページへ
★お悔やみ電報の書き方
下記の弔電例文で、「◯◯様」のところには、このページの上の方でご紹介したご尊父様などの敬称または故人の名前が入ります

電報文例)
ご尊父様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみを申し上げます」
お悔やみ文例/弔電文例
◯◯◯様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみを申し上げます。27文字
◯◯◯様のご逝去を悼み、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。29文字
◯◯◯様の突然の訃報に接し、言葉を失っています。
遠方のため駆けつけることができませんが、どうかご遺族の皆様もお力をお落としになりませんよう、ご自愛下さい。ご冥福をお祈り申し上げます。91文字
◯◯◯様のご逝去を悼み、謹んでお悔やみを申し上げます。
在りし日のお姿を偲び、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
55文字
お悔やみ文例/弔電文例 つづき
◯◯◯様の突然の訃報に接し、ただただ驚いています。
◯◯歳という若さを思うと悔しさばかりが募りますが、どうかご遺族の皆様もお気持ちを強く持って、ご自愛下さい。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
95文字
◯◯◯君の訃報に接し、同世代がまた1人、先に旅立っていくことに、驚きと寂しさを禁じ得ません。
ご遺族の皆様に謹んでおくやみを申し上げますと共に、心より御冥福をお祈り申し上げます。 88文字
◯◯◯様のご逝去を悼み、ご遺族の皆様に謹んでお悔やみを申し上げます。
ご冥福を心よりお祈り申し上げます。51文字
◯◯◯様の一周忌と伺い、悲しみを新たにしております。
遠方のためご法事に伺うことができませんが、私も遥かな地より在りし日のお姿を偲びたいと思っています。
75文字

その他の弔電マナー(弔電をもらったらお礼状を出す)

弔電は、葬儀や通夜に参列できない場合に送られます。
会葬してくださった弔問客に対し、遺族は会葬礼状を出しますが、弔電(おくやみ電報)だけを下さった方にも弔電のお礼状を出すのが正式なマナーです。
【弔電のお礼文例】
「亡父の葬儀に際しましてはご丁寧な御弔電を賜りましてありがとうございました。おかげさまで葬儀も滞りなく済ませることができました。父も安心していることと思います。茲に生前のご厚情に感謝申し上げますと共に、これからも変わらぬご交誼を賜りますようお願い申し上げます。略儀ながら書中をもちましてお礼申し上げます。」
など。
※参考/弔電や香典を頂いた場合のお礼状文例>>>
※参考/葬儀の弔辞のあいさつ文例、お悔やみの文例>>>
※参考/会社や社葬などに送る、ビジネスでのお悔やみ電報文例>>>
※参考/不祝儀ののし袋、熨斗のお悔やみの書き方>>>
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